2011年1月16日日曜日

ヤーコン

 ヤーコン。ここ数年、メディアで取り上げられ世間に知られるようになった。

その名を知っていてもどんなモノか得体が知れなかったそのヤーコン。名前がユニークで、聞くとベーコンの親戚のような名もその実態はサツマイモに似た野菜?さにあらず、梨のような食感でほんのりした甘みがある

 その出会いは、宅配で畑の野菜を届けているダイヤランドの柳川さんから種いもを数個もらったのが5月ごろだったか。全然興味がなくって、畑の隅に「とりあえず植えとけ」って感じで植えっぱなしなっていたのだった。

 盛夏頃にはすくすくと成長したヤーコンは人の背丈ほどに巨大化していた。こんなに大きくなるもんだと感心していた夏は近年まれにみる超猛暑だ。畑には水道がないので一切水やりなし。しかし、へっちゃらだだった。ヤーコンは、水なし、肥料なし、関心なしの人間にお構いなく、隅っこで「負けるものか」と逞しく成長していたのだ。

 そもそもあまり興味がなかったので、昨年秋、まさにタイムリーに丹那で開催された全国ヤーコンサミットにも行かなかった。時々気がついたら、「おお、生きていたのか」という付き合いだったヤーコンも、秋が過ぎ初冬になってから、強烈な霜に抱きしめられて立ち枯れているとき、久しぶりにその存在に気がついたのだった。

「いやぁ~わすれてたよー」。

なにひとつモノ申さず(当たり前だが)の枯れ果てたヤーコン、ほんとの食材は地下にあることを思い出し、掘り上げてみると、サツマイモに似たものがたくさん付いていた。

これがヤーコンか。

きんぴらやてんぷらがポピュラーな食べ方と聞く。

早速いえに持ち帰ってきんぴらにしてみると、「なんだこれ、うまいじゃないか」。

ヤーコンって、意外にイケルかも。

もっと、気を使って肥料やったりすれば、これより多く採れたのかもしれない。

そう、そして、あの秋に偶然開かれた、もうこの丹那の地で二度と開催しないだろう、「全国ヤーコンサミットにも行けばよかった」と、いまさら後悔するのだった。

行っていたら、食べ方や育て方や耳より情報等々、たくさんのことを知り得たかもしれないのに。調べれば、ヘルシーで優秀な野菜という。市場でも高く取引されていることも知ると、なおさらだ。

でも完全に放置プレイ状態でも、ああやって収穫できるのだから(手間もかからず、しかも動物ハクビシンやイノシシにも何故かやられなかった)(たまたま無被害だったのか)、こんなに優秀な野菜はない。今年も育ててみたい野菜だ。



ひと株で平均的にどれくらい採れるものかわからないが、全体的に細身なものが多いので肥料をやればもうちょっと太めのヤーコンが採れたのかもしれない。

色と言い、形状といい、 ビジュアル的にはサツマイモだ。手触りもしかり。

根塊というのか、びっしりと生えていたが、茎からも伸ばして生えていた。

少々な寒さもへっちゃらだったが 、強烈な霜に遭遇して、ついに立ち枯れた。


背丈ほどに 巨大化。葉も大きいが、ティーなどにも利用できるという。放っておいても育つ。完全放任主義でできる。



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