草を刈りこと2回、竹や低木を切り、100の切株を掘り上げ、草を燃やし格闘の日々、そしていよいよ、地元の組合にお願いし耕運機であら起こしをしてもらうことになった。
丹那で牛飼いをしているフミトシさんにお願いすることになった。
機械を入れる前に堆肥を撒けとのこと。
トラックで数回に分けて牛糞堆肥を運搬してもらった。
数か所に堆肥の山ができた。
この山をスコップで散らしていくのだ。
これが意外とキツイ。堆肥の山をネコ車(運搬一輪車)に移し、まんべんなくその堆肥をスコップでまき散らしていく作業だ。
「えっちらおっちら」と、最初は鼻歌を鳴らしながらラクにやっていたものの、次第に腕力のなさに気が付きはじめヒートダウン。
2反ほどの面積に堆肥の山は10ほど。その3山くらい崩して蒔き終えたところでヘトヘトになった。
この作業、隅々まで平均的に散らし蒔いていくのだ。この単純な作業に朝から日が暮れるまでかかった。休憩が多いので時間かかったという見方もあるが、紫外線の強い5月の陽ざしは体力を奪う。真夏よりも紫外線が強いこの時期だ。これで蒸し暑さが加わったらもっとかかったかもしれない。
翌日大型の耕運機で一気に起こし小1時間ほどで終了。
フミトシさんの話によると「畑にするにはもう一回かけないとだめだよ」という。
「今度は深くいくから、まわすには根っこを取らないと」などと意味不明なことをいう。
「根っこをとるとは?」
「ローターに絡まったりすると故障の原因になったりするから、根っこ取ってね」
どうやら、畑に残された、葛の根や竹の根など長い根を取り除けということだ。
~(今思えば、この根っこ取りが一番しんどかった)。
この後、根っこ取りに3週間の時間を費やした。根っこ取りの作業にネを上げる、まさに性根を試される3週間となった。
機械で土を起こしてもらった。
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