企画書
チャリティー野菜の実施について
趣旨
このたびの未曾有の大震災で国難とも言える多くの被害が出ました。
その被害の甚大さはメディアで報道される通り。目に見えるものでも想像を絶するほどです。また、被災者のメンタル面など目に見えないところでも想像しきれないほどの災難が降りかかっています。
災害はまず子どもや老人、障害者など災害弱者から被害を受ける。この大災害も災害弱者が多く亡くなられました。それは大手新聞などに掲載されている亡くなられた方の名簿の年齢を見れば容易にわかります。特に数字の少ない(年齢)人(子ども、青少年)の名を見つけると胸が痛みます。そして、あまりの多さにやるせない気持ちでいっぱいになります。一方で、難を逃れた子どもたちの中には、親を亡くしてしまった遺児も少なくないそうです。一瞬にして親を亡くした子供は心的障害も危惧されます。
こうした中、被災者に向け世界中から多くの義援金が寄せられています。しかし、災害エリアが広範囲に渡り、複数の自治体に跨っている・被害状況が確認できないなどの理由で、いまだに義援金の配分や配分額も定まっていません。大切な義援金が今後、迷走する事態も十分考えられます。
義援金、その浄財の使われ方は預託する団体に任されますが、今回実施するチャリティーは、使途不明の可能性のある義援金ではなく、明確な目的を持った支援とするために実施するものであります。その目的は、上記した災害遺児たちに使っていただきたいと思います。
義援金という募金の形態でなくチャリティーとして実施され、私たち生産者のつくる野菜が参加(野菜購入の消費者)された方の善意として、未来ある子どもたちのために有効に使われればと思い実施するものです。
事業内容
l いち生産者でなく、サンヴェール消費者団体としてのチャリティー(仮称・サンヴェールごんぎつねチャリティー)としたいことを提案します。
l 野菜売上全額寄付。
l 4月から一年間実施し、一年後(3月)開封は立会のもと集計し、その浄財を寄付先(未定)に持ち込みます。
* このチャリティーについてアイディア等ありましたらお寄せください。
寄付先については未定ですが目的が決まっているので、あしなが育英会、ユニセフ、びっきこども基金(仙台市)などが候補にあげられます。ご協力よろしくおねがいします。
【びっきこども基金】
さとう宗幸氏(歌手)らが2005年小中学校への楽器修復費用の寄付を目的にコンサートを続けてきた「みやぎびっきの会」が、このたびの東日本大震災で被災した子どもを支援する基金「びっきこども基金」を設立。
1. 各県の教育委員会などを通じて、被災した子どもたちの教育に役立てる。
2. 働き手を失った家庭や被災した子どもを受け入れた施設などへの生活資金として送る。
3. 被災した子どもたちが将来、進学の望みを断つことのないよう援助する。
4.楽器の修復などの活動も継続して行う。
これらの方針を掲げ、現在、会のNPO法人化へ動いている。有事には子どもに限らず柔軟に支援し、年内に東京と宮城で「救援ライブ」を行う方向。
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