2011年6月30日木曜日

お知らせ

湯河原町のレストラン、カフェ・トスカーナさん(湯河原町中央5-5-12)と、かふぇ ぽわんとさん(同町吉浜2010)は私の野菜を使っていただいています。いつもありがとうございます。


かふぇ ぽわんと さんは、来る7月15日(金)にオープンするレストランです。


湯河原ゆめ公園の入り口にあり、自然で安全な食材を使った自家製パンや料理がメニューに並びます。テラス席や絵本も置いてあるそうです。


詳しくはホームページ(http://www.cafe-pointe.com/


(電・0465-62-0780)まで。








7月15日オープン予定の かふぇ ぽわんと (写真はホームページから)

バジル

スイートバジルは毎年作っています。
この植え付け場所は、昨年つるなしインゲン(サクサク王子)を栽培していたところ。マルチを張ってあります。マルチをゴミにしたくないので、剥がさず、そのまま耕さず定植しました。
バジルは土質を選ばないので特に肥料もいりません。
シソ科植物で栽培は簡単。しかしバッタによる食害が多少ある。
料理ではバジルソースを作ってパスタに使います。夏の定番。
今年はシナモンバジルも栽培してみました。

2011年6月20日月曜日

畑の昆虫・動物たち6.アサギマダラ

アサギマダラは渡りの蝶として知られている。赤や水色のコントラストの美しい羽根をもつ蝶だ。この蝶たちのすごいところは、なんと言っても1000キロを超す距離を移動すること。冬は沖縄や台湾のあたりにいて、夏は東北地方あたりまで移動する、まさに渡り鳥ならぬ渡り蝶。


畑のある静岡県田方郡や近隣の熱海、神奈川県湯河原あたりでは、春は5月下旬から6月、秋は10月から11月上旬ころに遭遇する。私はこの蝶の渡りに遭遇することを毎年楽しみにしているが、必ず会えるわけではない。遭遇できなかった年もある。昨年は逢えなかった。なぜか秋に遭遇することが多い、春には滅多に会えない。


彼らは野山をふわふわと優雅に、まるでやわらかい風に舞いあげられたティッシュペーパーのように飛んでいる。また人見知りしない蝶で、手を差し伸べれば簡単に捕まえられる。そういった博愛の蝶なのでアサギマダラフリークたちは、マーキングといって羽に印をつけたりして移動距離を測ったりする人たちもいる。記しを付けられたアサギマダラたちは何も知らずに飛んでいる。


春は北上、秋は南下する。特に南下は向かい風の中を単独で飛ぶのである。聞いた話だが、ある漁師が「沖合にでた船に蝶が止まって休んでいた!」という話を聞いたことがある。なんと、この蝶は海の上も渡りの航路なのだろうか!ほんと不思議な蝶なのだ。


この畑にはたった一度だけ、2003年の秋にふらっと訪れたことがある。思わずデジカメのシャッターを切った。撮りまくった。ちょうどコスモスが咲いていた10月だった。この畑に羽休みに来たのだろうか、うれしくてたまらなかった。


大概、野山で遭遇することが多いが、まれに街中で逢うこともあって、ある年、熱海の街で車に乗って信号待ちをしていたとき遭遇したことがある。岡本ホテルと市役所の交差点だった。「あ、アサギマダラだ」と思わず声をあげてしまった。車にひかれないか心配でならなかったが、そんな心配などお構いなしに、ふわふわとどこかへ消えて行ってしまった。


彼らは1000キロもの距離の中で、風雨に耐え、人に捕まり、排気ガスに煽られ、時にはコスモス咲く畑で羽休めをし、時には海の上に浮かぶ船の上で眠り、昆虫に会い、リスに会い、カモメに会い、そしてカラスに追いかけられ、たまに優しい人の手のひらに乗ったり、と、様々な冒険をしていく。私は彼らに恋しているのだろうか、この季節が訪れるときみたちの姿を探してしまうのです。


どなたか、もし彼らを見かけたら、どうか応援してやってくださいね。



撮影は2003年秋。畑に飛来したアサギマダラ。

まるでステンドグラスのような美しい葉根。








ホワイトセージ


 私の野菜を使ってくれている神戸のスイスレストラン、スイスシャレー(神戸市中央区北野町3-2-4 Owner=Lilli Makinson)のリリーさんは実業家でヒーラー。そのリリーさんに教えてもらった「ホワイトセージ」の鉢植え(3鉢)を屋内で育てている。



 ホワイトセージはヒーリングに興味のある方にはよく知られた植物で、リリーさんによると燻して(燃やして)その香を浴びることによって浄化する―という利用法。ネイティヴアメリカンが使っていたというもので、乾燥させた葉に火を付けて燃やすと不思議な香りが漂う。西洋のお線香といった感じである。



 アメリカの乾燥地帯(アリゾナあたり?)が原産地であるから日本の高温多湿は苦手なので、畑にはいまちょっと植えられない。家の中の気温がちょうといいのか居心地がよいのか、元気にすくすくと育っている。



神戸のスイスシャレーは(電・078221-4343 http://swisschalet.ko-co.jp/ )です。



スイスの伝統料理を提供しています。別店舗でヒーリンググッズも取り扱っています。こちらは(http://ameblo.jp/franknsense)へ。リリーさんはとても気さくな方で、パワースポットやヒーリングについて語ってくれます。神戸へお越しの際にはレストランにも立ち寄ってください。





低木なので、地植えにするととても大きくなる。もし家の中にあったら、まるまるホワイトセージの部屋になってしまう。




乾燥させてビニール等に保存。






グリンピース

 611日の強風で倒れてしまったスナックエンドウとキヌサヤ。予想のとおり倒伏によって、うどん粉病が一気に拡大してしまった。サヤを売りにするものなので、うどんこ病で白くなり売り出せなくなってしまった。


例年のことなのだが、収穫後期は必ずうどん粉病にかかる。最後にはサヤから出したエンドウ豆やグリーンピースとして売りに出す。正式なグリンピースはグリンピースとして種もあり、大きくてきれいな球体だが、利用方法は同じで、キヌサヤは大きくなるとエンドウ豆。キヌは豆の大きさが小さく、形はきれいな球体ではないものの、グリーンピースとほとんどかわらない。スナックはキヌサヤより大きく味は甘い。スナックエンドウが甘いので、豆も甘いのです。アクシデントがあったので今年はいつもより量が多くなりそうだ。



エンドウは豆を採り終わったもの順に株を終了させます。抜きとらずに根を残して刈り取ります。根は抜かない。土のバランスを保つために留めておきます。
 豆科植物には根粒菌というものがいて、空気中のチッソを取り入れて養分にします。そのため土が肥えるので、緑肥として豆科植物を休耕田などに植える。レンゲやクローバー、シロツメグサなどがよく見られるのはそのためです。とくにクローバーやシロツメなどは外来植物としていま、そのへんに普通に生えています。写真にある根についている白いものが根粒菌です。



真っ白になったサヤ。茹でれば食べられるが、ビジュアル的に食欲が落ちるので売れません。




サヤを割って豆を取り出す。グリンピースとして利用する。豆ごはんはもちろん、カレーやミートソースでうまい! サヤに守られているので中の豆は艶やかな緑色。


2011年6月17日金曜日

ホウレンソウ

夏のホウレンソウの露地栽培は難しい。


ホウレンソウはコーカサス地方の乾燥地域の出身。冷涼で乾燥した気候を好むので雨は苦手である。夏蒔き仕様の種もあるけど、雨よけをしないと露地ではきれいにつくるのは難しい。


入梅になって雨よけのビニールを掛けても高温で蒸れてしまう。すると中心部(葉の成長点)が黒ずんでしまう。この時季にはつくらない事。もうちょっと早く収穫する予定だったが、入梅が5月という異例中の異例。今回宅配分に入れたものも質が悪かったので申し訳なく思った。葉物はしばらくの間途絶えます。



つるなしスナックエンドウと混植したホウレンソウ。昨年こぼれた赤シソの種が発芽し雑草のごとく生えている。

この頃はまだよかった。日が経つにつれ湿気レベルがあがり、やがて葉が黒くなり、生長点の葉の組織がダメになる。

畑ができるまで.終

 2009年、耕作放てき地を畑にするために開墾。4月2日から5月27日まで、約二カ月かかった。ここからは、輪作を行うため区画を付ける。


連作をすると生育障害が起こりやすくなるので作付場所をローテーションするためだ。大きくABCDの4区画に。さらに1区画を4分割。南側が入口で、西側から順にA1~4、B1~4、C1~4、D1~4の計16区画。数字の小さい北から1~、4は南。メジャーや竹尺を使ってほぼ同じ面積になるよう測定し区切った。



通路を含まない耕作できる範囲は北側45メートル、西側42メートル、手前南側38メートル。南側は竹林があるので冬は日が当らない場所がでてくる。後に調べたら、A4は8月下旬から日が陰り、9月中旬からは全く日が当らない。A3,B4,C4は9月にはもう完全に日陰。D4は10月上旬までなんとか日が当たる。A3,4B4、C4のエリアは9月までの夏野菜限定ということになる。



作付けも空っぽの頭で考えて行かなければならないな。畑には何もないけど無限の可能性はある。



メジャーを使って測りながら区画も、けっこう大雑把(アバウト)だ。







6月23日。区画して約1カ月の畑。この年は長雨で、梅雨明けは8月1週までずれこんだ年だった。



2011年6月16日木曜日

ツタンカーメンのエンドウ豆 紫御膳

 ツタンカーメンのエンドウはエジプトのツタンカーメンの墓の中から発見されたと言われている豆だが真偽のほどはわからない。墓の中には財宝から調度品まで様々なものがあったというから、豆もあったのだろう。

10年くらい前に雑誌か何かでこの豆の存在を知ってから栽培したいと思っていた。この数年ほど前から園芸種として販売されるようになった。ツタンカーメンのエンドウ豆 紫御膳(むらさきごぜん・タカヤマシード)を購入し、昨年暮れに蒔いた。冬の寒さが今年は厳しくて霜でかなり弱体し側枝があまり生えてこなかった。それでも何とか収穫できるように。種は比較的高価だったため、自家採種に3割ほど残す。


花は赤紫色、サヤも赤紫色。豆は緑から茶色に。利用は、普通のエンドウ豆の食べ方と同じく、煮物や炒め物、豆ご飯など。豆ご飯には5~8時間ほど保温すると赤飯のようにきれいなピンク色になる。添加物のない天然の色。


豆ご飯のほか、カレーやハヤシライス、ミートソースにこの時季だけ入る季節ものとして利用している。



サヤは緑色という固定観念を打ち壊すような紫色にちょっと不気味さを感じた。


炊きあがりは色がついていない。そのまま保温状態で8時間ほどすると赤飯のような赤い色になる。




ミートソースにも利用。トマト料理にもあいます。

2011年6月12日日曜日

エンドウ

611日の大雨強風でエンドウの一部が完全に倒れてしまった。


残ったものもかなり傾いた。


すでにうどんこ病にかかってしまっていたので、倒れたことにより病が加速するだろう。


うどん粉病はカビ。白い粉をふいたようになる。下の葉から徐々に上にあがっていく。気温が上昇し、雨が降り晴天が続くと広がる。空気中に普通にいるカビのひとつだ。


収穫後期に必ずかかる。エンドウの宿命。


緑のサヤにもかかる。白くなるが、それを拭うと墨をにじませたような感じになり見た目が悪いが食べる分には何も問題はない。


本体の弱体化とともに、アブラムシもつく。サヤに付くとジョウロの穴のような染みになるが、これも食べる分には問題がない。見た目がわるいだけ。しかし、あまりに酷いと食欲減になるので、太っていればエンドウ豆として使う。



ジャックと豆の木のごとく、ぐんぐん成長していっていた。高さは3メートル近くになっていたはずだ。かなり重かったので台風並みの強風には耐えられなかったようだ。この時季に倒れるのは初めてのことだ。台風が直撃した夏や秋にキュウリやインゲンが折れ倒れたことはあったけど、この時季はとにかく初めて。収穫に影響大だ。



身長(170センチ)を越し、ジャックと豆の木状態のエンドウ。

艶やかな豆。おいしースナックエンドウ!写真は6月6日。この6日後、倒れる運命にある。



下半分は白くなっている。蔓延している状態になると、周辺が生臭くなる。まるで魚市場にいるような臭気が漂う。


ついに運命の日、6.11.その後、立て直したものの、完全に立ち直ることはない。

2011年6月11日土曜日

ゴーヤ

6月9日は乾燥させた刈り草を燃やし草木灰をつくった。午後はゴーヤの種を蒔いた。緑のカーテンでこの数年大ブレークのゴーヤ。ゴーヤは沖縄語。正しくはなんだっけ、ニガレイシだったかな? なんとかレイシ。


節電の夏なので、猫も杓子もゴーヤだ。あまり売れないだろうな。でもこれは売れる目的じゃないのでいい。涼しいから。独特の苦味がちょっと苦手で自分で食べることはない。このゴーヤは毎年自家採種で、今年でもうこれ、何代目だろうか、7代目かな。自家採種の中ではウリ科とマメ科の発芽率がよい。種など買う必要ない。連作もOKだ。


 殻は硬いので、挟みでちょっと傷を付けると発芽が早くなる。上から見ると亀のような形をしている種。その亀の頭のあたりをちょっと切るだけ。殻の中にホントの種が入っている。



たねの殻は硬いのでハサミなどでちょっと傷をつけてやると発芽が早くなる。

割ると中に種が入っている。ナッツのようだ。



昨年のゴーヤ。種とりように一つあれば十分。
赤い粘液のようなものに包まれている。これは、夏のうちに発芽しないよう、硬い殻と二重にして種を守っているからだ。冬を越し、ちょうど夏になるころ殻も溶け、自然発芽するようになっている。よくできているなぁ。









ベビーリーフ

6月10日分のベビーリーフにはロロロッサを入れた。

定植前の黒ポット育苗の中の間引き。このベビーリーフはとても柔らかく、ほろ苦さもマイルドである。


このほかに、サラダホウレンソウ、グリーンロメイン、ルッコラ、セルバチコ、スイスチャードをミックスした。梅雨時は湿気で蒸れるので管理が難しい。ゆえに密植せずに蒔いているが、ルッコラやリーフレタス類は特に弱い。



11日土曜日、村の駅分の収穫に加え、サンヴェール分があり午前中の大雨強風により収穫が難儀した。ベビーリーフは出せなかった。


サンヴェール伊豆山に向かう途中、倒木があり道をふさいでいた。熱海少年自然の家をちょっといった所だ。倒木だが、別の木に支えられており、完全に道をふさいでいるわけではなく、トンネルのような状態。迂回するとかなり時間がかかってしまう。よくみるとなんとか軽自動車なら一台通れそうだったので強行してみた。どうやらスレスレで通れた。販売の時間に間に合うことができた。


大雨の中、細谷さんが傘を差し出してくれた優しさがとてもうれしかった。松田さんにはベルベーヌを2鉢いただいたので、うちのベル3鉢と増産できそう。この夏はおいしいハーフティーが飲めそうだ。


チャリティーのネコも少しずつ重くなってきた。がんばるときはがんばり、がんばらないときはがんばらない。晴れの日は晴れの日に、雨の日には雨の日を楽しもう。




定植前のロロロッサ。梅雨時は弱い。

一鉢3~5粒蒔き(梅雨時は2、3粒)。間引きはベビーリーフに入れる。いつもサニーレタスに間違われる。歯ごたえが全然違うし、似て非なるもの。サニーとロロロッサは別格。



ルッコラも梅雨時は弱い。中央に生えていたのが一部トロトロになった。雨よけのビニールをしたが、よけい蒸れてしまったようだ。





2011年6月9日木曜日

ひなげし






よく見かけるひなげし(正式名称はわからない)はこの数年で急激に増えてきた。




あきらかに外来種である。




昔はこんなに見かけなかったはずだ。いつのまにか、当たり前のようにそこにいる。




ついにこの畑にも棲息しはじめた。




現在どこにでも薄オレンジのペーパーフラワーのような花を咲かせている。




繁殖力がつよい。




雑草なのだけどポピーの仲間なので可愛らしい。人家の庭先に咲いたこの花は可愛いゆえ、あえて抜かない人が多いのではないか。それでどんどん増殖していく。




可愛らしいという蓑を着たこのものたちは不適な笑みを浮かべ確実に増殖し、ジワジワと生息域を拡大していく。




「可愛いというのは得ね。なんでも許されちゃう」




などと、オフィスで、または学校、公園や井戸端の社交場等、或る一方で容姿による待遇の不満、不公平、理不尽を被った人々の嘆きの声も聞こえる。




植物の世界でも同様のようです。




地味な花、目立たない、何の特徴もない雑草たちは、同じ繁殖力の強い雑草なのに真っ先に抜かれてしまう。




可愛らしさは、このものたち(ヒナゲシ)の生き残るための武器であります。




増やさないためには、花が終わったらすぐ挟みで切って、種子を残さないことです。




種は粉のように細かいので風にのっていきます。




外来種なのであまり増やしたくないですね。

























キャベツ

春キャベツが終了しました―。

4日のサンヴェールでの販売で春キャベツも終わり、この後7月にまた種を蒔きます。


今回のキャベツは富士早生(サカタ)とう品種です。昨年の10月蒔きで、特に今年の冬が寒さが厳しかった分、甘さが強く美味しいと評判でした。


5月には巻きもしっかりとしてずっしりと重いものも多かった。


村の駅(三島市産地直売所)には出さず、宅配とサンヴェールのみの販売でしたので、1週間に一度の出荷でした。


キャベツは冷涼な気候で品質保持できるので、この時期暑さをしのぐために遮光率の高い黒い寒冷紗を掛け品質を保ちました。



冬の寒さに耐えてきた 春キャベツは甘みが一番ある。



日中は25℃にもなる日がある。この季節が一番紫外線が強いので、遮光率の高い黒い寒冷紗を掛ける。収穫まで置いておくので、これをしないと葉が開いてしまう可能性がある。


うまいと評判の春キャベツ。虫の被害もなし。

2011年6月7日火曜日

畑の昆虫・動物たち5.ニジュウヤホシテントウ





ニジュウヤホシテントウはナス科植物を食害します。




体には薄らと毛が生えている。




ジャガイモやナスの葉を食べますが、大量発生しません。




葉がぼろぼろになって作物がダメになるということはないので放っておきます。




ニジュウヤホシ、点々が20個ついているのか、まだ数えたことがありません。




そしてニジュウヤホシのヤはどういう意味なのかも分からない。




ニジュウホシテントウではまずいのだろうか。




意外にニジュウホシとは星の数ではないのかも。




タアツァイ

ターツァイは冬の寒さで甘みが増して美味しい中国野菜です。

冬は横に地に這うように広がってから収穫します。


でもこの時期のターツァイは立てに伸びて生育します。


寒さにあたってこその甘さなので、そんなに甘みはありません。


サラダ用のベビーリーフとして利用。


また、大きくなったものは炒め物などに利用できます。



害虫よけにふしょく布をべた掛けしました。


例年より梅雨入りが早かったので、蒸れて葉が傷みました。



この時期は上に伸びるタアツァイ。

ベビーリーフ用として種もある。大きくなれば炒め物でもいけます。この時期のタアツァイは 

スーパーでも見かけません。ベビーリーフは密植して育てるので、梅雨時は蒸れてむずかしい。

2011年6月3日金曜日

九条ネギ

 京都の九条でつくられたので九条ネギ、全国的に広く栽培されるようになった京野菜であります。

九条ネギは葱らしい風味がよくて好んで栽培しています。


関西でネギといえば九条ネギであります。


関東のネギより使い勝手がよく、幅広い料理に使えて重宝するネギです。


私はうどん(関西風)を好むのでこのネギは絶対欠かせませんね。


お好み焼き(広島風)にも必ず入れます。


だから、九条ネギは大好き。



栽培は簡単で、キュウリなど弦がのびる野菜といっしょに植えると、弦割れを防いだり互いに生育がよくなるので、コンパニオンプランツとして栽培できます。


冬越しすると春ネギ坊主ができる。


ネギ坊主は食べられるらしいのですが、まだ食べたことはありません。


ネギ坊主になると、ネギ本体は硬く繊維質になりおいしくありません。


一度根元からすっぱりと切って、もう一度生やしたらどうか?



よく、関西のおばちゃんたちが、買ってきたネギを鉢などに植え何度も利用するという、エコ栽培?をしています。


何度も再生するネギは生命力が強い証し、関西のおばちゃんたちの生命力の強さと共通します。しかし、何度もこれをやると、さすがにネギも嫌気がさし、風味は落ち、縮小していきます。やがてどうなるかはわからない。


土を入れ替えればまたどうか、永遠に生え続けるのか、その先はまだ未知の世界です。


もし永遠に生え続ければ、ネギは店頭から姿を消します。



切ればまた生えてくるネギ。永遠に生え続けることができるのだろうか。

お知らせ

畑からは富士山はのぞめませんが、畑の近くでは富士山の風景が美しくのぞめます。




「ブログ緑のどんぶり」では、静岡県函南町丹那、地味辺農場で栽培している野菜の情報提供を目的に運営しています。




どのようにして栽培されているか、食べる野菜がどう生育しているのかを伝えることが目的です。




無農薬・無化学肥料の野菜栽培をしています。出来れば実際に農場へお出でいただき、目で確かめていただいて安心してもらえればうれしい。




突然来て戴いてもよいです。誰もいなかったら遠慮なく畑を見学してください。




今回、宅配の消費者の方から新たにご紹介していただきました。




ありがとうございました。







生産者と消費者の信頼関係を大切にすること。生産→消費が一方的で終わらないこと、誰がどのように作ったかを知らせ信頼を築くことが、食品偽装等をなくす第一義であると思います。情報等はホームページ等で公開し、宅配による生産者と直接向き合える機会を設けています。ご意見や質問があればお伝えください。




よろしくお願いいたします。 







連絡先=静岡県田方郡函南町平井1733-859南箱根ダイヤランド43-80




電話=055-974-1093/携帯・090-2680-9488







             生産者近影







一人でやっているので、自分の写真はなかなかとれません。エンドウ豆が背丈を越したので、自ら携帯写真で撮影したものです。