よく見かけるひなげし(正式名称はわからない)はこの数年で急激に増えてきた。
あきらかに外来種である。
昔はこんなに見かけなかったはずだ。いつのまにか、当たり前のようにそこにいる。
ついにこの畑にも棲息しはじめた。
現在どこにでも薄オレンジのペーパーフラワーのような花を咲かせている。
繁殖力がつよい。
雑草なのだけどポピーの仲間なので可愛らしい。人家の庭先に咲いたこの花は可愛いゆえ、あえて抜かない人が多いのではないか。それでどんどん増殖していく。
可愛らしいという蓑を着たこのものたちは不適な笑みを浮かべ確実に増殖し、ジワジワと生息域を拡大していく。
「可愛いというのは得ね。なんでも許されちゃう」
などと、オフィスで、または学校、公園や井戸端の社交場等、或る一方で容姿による待遇の不満、不公平、理不尽を被った人々の嘆きの声も聞こえる。
植物の世界でも同様のようです。
地味な花、目立たない、何の特徴もない雑草たちは、同じ繁殖力の強い雑草なのに真っ先に抜かれてしまう。
可愛らしさは、このものたち(ヒナゲシ)の生き残るための武器であります。
増やさないためには、花が終わったらすぐ挟みで切って、種子を残さないことです。
種は粉のように細かいので風にのっていきます。
外来種なのであまり増やしたくないですね。
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