2012年8月28日火曜日

空芯菜(エンツァイ)

葉ものが少ない夏に重宝する空芯菜です。
サカタとトーホク、アタリアの種を使いました。悟空とか夏菜とか名前がついています。
 7月23日黒ポットに蒔いた種が揃って発芽。
じか蒔きが基本ですが、水やりを考えてポット育苗方式で苗にしました

大きさといい、形といい、朝顔の種のような種です。
定植。1ポットに3~4粒蒔きです。間引きはしませんでした。
 播種から1カ月後、草丈が30センチくらいになり、収穫です。
このころすでに脇芽が大きくなっています。
茎は節になっているので、2節くらい残して刈り取り収穫します。
この脇芽が次々でるので、何回か収穫できます。
短期間で収穫でき、何回も収穫可能、そして産直でもまずまず売れるというとても優秀な野菜です。
茎は空洞になっているので、空芯菜なのですね。
炒め物(特にニンニク炒め)やお浸しなどで食します。
ビタミン・鉄分が豊富で栄養満点。

ミニスイカ・紅小玉が採れました

数は少ないですが、小さいサイズのスイカ紅小玉(サカタ)収穫しました。


 冷蔵庫に入るサイズなのでこれを栽培しています。
味はけっこう熟していたこともあって甘くて、「お!まあまあいけるじゃない!!」という感じの、おいしいスイカでした。
 大きくてもせいぜいこくらいのサイズです。
ひっくり返してみると、痛んだ部分から蟻が穴を開けて内部に侵入して食い荒らしていました。
3個くらいこうした被害がありました。

2012年8月27日月曜日

シンディオレンジとキャロルロゼ

ミニトマトはシンディオレンジ(サカタ)、キャロルロゼ(サカタ)の2種
 ミニトマトでもやや大きめのサイズのシンディオレンジ。
 ピンクっぽい色のミニトマト、キャロルロゼは割れが少ないので今年も栽培しています。
 これは、去年のこぼれ種で生えていたものを移植して育てています。
品種は みきちゃん(トキタ種苗)という品種でトキタのミニトマトシリーズの一つ。
こぼれ種でも十分育ちます。
しかし、皮が硬い感じがするので今年はこの品種の苗を購入しませんでした。
トマトは 雨に弱い。
梅雨時は葉が黒ずんできて、「やばいな~」と不安でしたが、梅雨明け後、自然治癒で回復し元気になりました。
雨に弱いことが常識化してきたので最近は家庭菜園で雨よけする人も増えてきました。
実入りしているときも、突然の雨などで割れたりするので、時間とお金があれば雨よけするのがいいのかもしれません。
 あとは、蛾の幼虫に穴を開けられます。結構被害あります。
味もまずまず良い、シンディオレンジ。
収穫はなるべくハサミを使わず手摘みで。
 種は高いので、毎年脇芽を育苗して増やしています。
方法は簡単。5センチくらいの脇目を摘み束ねて水に一日浸けておきます。
 その後黒ポットに移して水に浸け数日。
黒ポットに挿した土を手でギュっと圧縮することで苗を土に密着させます。
発根は早い。2週間くらいでかなり伸ばします。
摘んだ脇芽のおよそ5割がうまくいきます。ダメにする苗も多い。
この脇芽苗を横に寝かせるように定植すると、茎からたくさん発根し、土に深く根ざし逞しく育ちます。

2012年8月24日金曜日

オクラ・赤まるみちゃん

赤まるみちゃんという赤いオクラがおいしい!
丸筒形のサヤは大きくても硬くならず柔らかいので丸ザヤのオクラを好んで栽培しています。
 赤まるみちゃん(タキイ)は今年初めて栽培しました。
赤色ですが茹でると緑色に変わります。
生食できるので、赤色を生かしたいときは生でどうぞ。
 角ばったオクラは大きくなるとすぐ硬くなりますが、丸オクラは大きくても柔らかい。
 花はハイビスカスを思わせる南国の花のようです。
ムクゲの花にも似ている(ハイビもムクゲも同じアオイ科です)。
 7月、梅雨時は草だらけ。もうちょっと我慢させます。
 いやぁ~、すっきりした!。草を刈って日光に当てると急激に生長します。
 もちろん、今年も緑色の丸オクラも栽培しています。
これも柔らかくておいしい!
虫は葉巻き虫が必ず付きますが、無視します。
収穫したらその下の葉は切り取ります。
10月上旬まで収穫できる予定です。

2012年8月14日火曜日

伊豆村の駅農産物直売所に納品しています

地産地消で新鮮な野菜が並ぶ産地直売所が人気です。
緑のどんぶりでは、採れたての新鮮野菜を「伊豆村の駅」に納品しています。
現在、きゅうり相模半白節成など夏野菜を商品棚に並べています。
 国道135号線沿い(三島市)にあり、農産物のほか、わさびや民芸品など地元特産品も揃っています。魚売り場や食堂もあるので、地元の方だけでなく観光客にも人気です。
HPは 伊豆村の駅 で検索。

                       皮がやわらかく、おいしい半白節成きゅうり。
冷やした半白節成きゅうりを棒に刺して、キュウリバーにして食べると うまい!!
マヨネーズ、塩、塩こうじなどに付けて食べて。
おすすめは、オリーブオイルにゆずこしょうです。
ほんと、うみゃ~です。(伊豆言葉です)
さて、半白節成きゅうり。
収穫後期になると、曲がりも増えます。そして梅雨明けから雨がほとんど降っていなかったので、(8月12日から14日にかけてしっかり降りました)かぶが弱り曲がりきゅうりが増えました。
それと、半白節成・さがみ半白ともに、取り遅れたり、かぶが弱ると皮が黄色くなってしまいます。
皮が黄色くても中身には問題ないので、そのままいただけます。しかし、宅配だとそれを説明できますが、直売所だと傷んでいると思われるのか、黄色くなったものは売れ残りがでます。

黄色くなるのはちょっと直売所ではいただけないですね。
原因はわかりません。
最初は頭と尻が黄色っぽいのですが、次第に全体が黄色く変色する。
でも中身は大丈夫。
しかし、美味しいきゅうりで市場にはあまり出回っていないので栽培したいですが、来年はちょっと考えます。

草と格闘の日々

いま仕事の6割は草取り草刈りで追われています。
 雑草の生長のピークは入梅から立秋(8月7日)までです。
その時期は子どもの生長期といっしょで、一日に5センチくらい伸びる草もあります。
刈っても1週間ほどでまた元通りになってしまうので、梅雨あけてから草刈りを敢行します。
そうすると、立秋近くになるとあとは種子をつくる期間になるために伸びが極端に鈍ります。
写真右にはゴーヤ、左にはインゲンがあります。

 いつか、草の海と表現したことがありますが、草の海です。
なぜなら、ぶら下げている蚊取り線香や、収穫のハサミを落としたり置き忘れたりすると、まず見つからない。
草刈り機で作業中、蚊が刺してきます、あれっ、と思い腰に手をやるとぶら下げていた蚊取りがない。どうやら落としてしまったらしい。
どこで落としたか皆目分からないので、蚊に刺されながら草を刈ることになります。
落としたら草を刈り取るまで行方不明、そういう事態に時々なります。
草を刈ったところで見つからないこともあるので(つまり、何回かやらかしている)、まさに草の海。
 モグラ避けの風車よりも高く、およそ2メートル以上にもなる雑草。
しゃがんで身をひそめると、アニメのアリエッティになった気分になるので、時々しゃがみこみ気分に浸ります。
 刈ると出てきたのは、レモンバームです。
春に宅配のカゴの中を賑わせた、ハーブが姿を現しました。
刈りこむとまた生えてくるのでこれはこれでちょうどいい。

 ここには採り残した、じゃがいもがありました。
あることは分かっていたので、ここは手で草を刈りました。
時間をかなり費やして、最後のジャガイモを収穫です。

紅こだま

サイズの小さいスイカ、紅こだま(サカタ)です。
 普通の大玉スイカは、半分に切っても我が家の冷蔵庫には入らないので、大玉の1/3程度のこのスイカならラクラク冷蔵庫に収納できます。
3年ぶりに栽培しました。前回は雑草を取らなかったので、1個しか収穫できませんでした。
カボチャの栽培と同じように、虫に受粉してもらうため、虫さんたちにわかるように雑草は刈っておきます。
刈った雑草はそのまま敷き藁代わりになります。
そして日光にも十分当てないと実のりません。
あと重要なのは温度で、5月ごろの定植では夜間温度が低いのでトンネルが必要となります。
めんどうなので(一人農業なので)6月定植でトンネルなしで手間を省きます。
それでも十分育つ。
これも何節目で摘芯する方法がありますが、ここでは放任栽培、アバウト栽培です。
その分収量は減りますがいいです。
あと少しでできます。

畑の昆虫・動物たち16.ニイニイゼミ

ニイニイゼミです。
虫とりをしていた子どもの頃は、ニイニイと呼んで親しまれたセミです。
 この季節、ニイニイゼミの声が聞こえると、わくわくした記憶が甦ります。
なぜか。それは夏休みが近づいているからです。

小学生のころは誰に違わず夏休みが待ち遠しい。
ニイニイゼミは夏、蝉の中でも一番最初に鳴くせみで、このセミが鳴きだすと「ああ、もうすぐ夏休みだ!」と感じてわくわくしたものです。
ニイニイゼミの鳴き声が夏休みがくることを予感させるまさに、季節感の代名詞。
目を閉じてこのセミの声に耳を傾けると、今でも子どものころに抱いた待ち遠しい期待感(夏は開放的で常に何かを予感させる季節)を思い出します。

夏休みの40日は大人にとってはあっと言う間ですが、子どもにとってはとても長い。
8月1カ月を夏休み本番とするなら、7月はオマケみたいなもので、このおまけの7月にめいっぱい鳴くのがニイニイゼミ。
長い夏休みのオマケの7月は宿題などせずにめいっぱい遊ぶ
「まだ、8月まるまるのこってるもん」などと余裕たっぷりでした。

8月に入り、お盆が近づくとしだいにフェードアウトして、いつのまにかニイニイゼミはどこへやら。
「さあ宿題やるぞ!」と意気込んでいるものの、誰に違わず子どもは誘惑に弱い。特に自分は。
「まだ、大丈夫。高校野球始まったばっかりだし」などと、宿題を後回しにします。

やがて、ツクツクホウシの声が聞こえると、夏休みの終りを予感させる
高校野球が終り、日テレの24時間テレビが放送されると、もう夏休みはあとわずか。
めいっぱい残った。宿題を前に途方にくれる…という夏休みを毎年繰り返していました。

頭の良い子どもは、さっさと宿題を片付けてしまいますが、私はそうではありません。
今年こそは、さっさと宿題を終わらせて、遊ぶぞ!と意気込みますが、私は毎年ツクツクホウシの声で慌てるまったく学習能力のない子どもでした。

そして思うのです。ずっとニイニイゼミが鳴いてくれていたらなぁ、と。

                      こんな顔をしています。
地上に出てからの寿命は約7日。こいつは地面を這っていたのでそろそろ寿命を迎えたセミです。
夜中、ライトの近くで鳴く元気な夜行性?のやつもいます。

2012年8月7日火曜日

かぼちゃ

かぼちゃは3種類栽培しています。
白いかぼちゃの雪白、西洋カボチャ、そしてプッチーニ(サカタ)です。
雪白と西洋カボチャ(品種はえびす)は自家採取の種です。
毎年、食べたカボチャの種をとって保存しています。
もう何年も更新している自家採取のかぼちゃ。
 プッチーニは今年初めて栽培しました。手のひらサイズの小さなカボチャです。
甘みが強くおいしい。小さいので飾りにもなります。
小さいので料理しやすく、くりぬいて詰め物料理でも利用できる。
 雪白は真っ白で美しいかぼちゃ。個人的に一番すきなかぼちゃです。
上の写真はまだ未熟ですが、もうすでにバレーボール大の大きさになっています。
 一般的な西洋かぼちゃ。これも煮物などでおいしい。
カボチャはベータカロチンが多く、とても栄養価の高い野菜。
お菓子など料理も幅広く使えて大好きな野菜です。
 栽培は簡単。野菜づくりを始めたころは、何節目で止めて脇を伸ばしてなどしていましたが、伸びてくるとわけがわからなくなるので、放任栽培です。放任で収穫量が減ったとしても、それでもたくさん採れるので、これでいいです。
戦前は土手カボチャと呼ばれ、土質を選ばず土手などあちこちで植えられるほど簡単に育つ。
吸収力が強いので肥料もそれほど要りません。
ここでは発酵鶏糞を施しています。
 動物(おそらくハクビシン、それともアナグマ)が狙う野菜の一つですが、ヤツらは鼻づらが長いので、この球体型の野菜は食べにくいようです。
引っ掻いた跡や、かじり損ねた跡が、上の写真のように傷になって付いています。
引っ掻き跡は、ヤツらの悔しさがにじみ出ているようです。
ヤツらと総称していますが、可愛い動物です。夜行性なので、普段なかなかお目にかかれません。

 こちらはプッチーニ。
そう、栽培で大切なのは、草取りです。
去年は、草取りできなくて、草の海の中に存在していたカボチャでした。
花が咲いても草の中なので、受粉の手伝いをする虫が入ってこれない。
それで、実があまり付かなかったのでした。
草の中で日光にも当たらなかったこともあります。
なので草刈りは必要。
生育後期になると必ずうどん粉病にかかりますが実には問題ないです。
 これが雄花。
これが雌花です。花の軸にはカボチャの形が…。
受粉しないとカボチャの球が黄色くなり腐ります。

2012年8月6日月曜日

バニラッシュ(トウモロコシ)

今年も白粒のトウモロコシ、バニラッシュ(サカタ)を栽培しました。

栽培は手間もかからず簡単に育てられます。
ただ、単独で植えると受粉しないので、群植させて受粉を確実にさせること。
そして、実がつくとアワノメイガの幼虫に食べられるので袋や網をかぶせるなど対策をとること、です。

 あと実の入りをよくするために肥料を多めに施すことです。
元肥に牛フン・鶏糞をミックスさせた堆肥を入れました。
そして、一本を充実させるようにするために脇芽を間引き1株1実にすることで実の味を集中させます。間引きはヤングコーンとして利用します。
この畑では、追肥は基本的にしませんが、モロコシとナスはします。
モロコシの追い肥しのタイミングは、頂花の雄花が咲いたころです、
が、忙しくてやることができず、追い肥しなしの収穫となりました。
しかし、食べてみると、まずまずの味でした。
よくばらなければ、十分満足できる甘みです。
トウモロコシは根の吸収力のよい野菜なので、土が肥えていたのでしょう。
白粒のバニラッシュ。元肥をしっかりしていれば十分おいしい。
アワノメイガの被害はそれほどありませんでした。