昨年の11月ころ、物置を片付けていたらヤモリに遭遇。
初冬の時期,寒くて段ボールの中でひっそりと暮らしていたようです。
2匹いました。
寒かったせいか動きが緩慢で容易に捕まえられた。
どうやらオスとメスのようです。
ツガイじゃないと思う。
姉と弟だ。
直感的にそう思った。
大きいほうがお姉さん。
小さいほうが弟だ。
手に這わせると冷たくてひんやりとした感触。
夏には壁にピタリと張りつくように行動する。
夜の明かりに誘われた虫を食べる。
そのピタリと張りつく手足は吸盤。
手にのせるとくすぐったい。
その表情があまりにかわいいので水槽に入れてしばらく家で飼っていました。
エサは、冬の間、畑で野菜の陰に隠れてじっとしているハエを捕まえて与えた。
ハエも寒くて動きが鈍いので容易に捕まえられた。
やがて寒さが厳しくなると2匹のヤモリは水槽の中の寝床にしていた植木鉢の下にもぐり込み、ジッとして動かない。
冬眠だ。
そして立春が過ぎ、虫たちが蠢きだす時期である啓蟄(3月6日)が近い。
温かくなってきた。
この先飼うのはたいへんだ。
エサやりもできそうにない。
狭い水槽に入れておくのも可哀想だ。
元のところで生きたほうがヤモリにとって幸せだろう。
でも、ヘビに遭遇したらやだな。
食べられちゃうから。
しかし、狭い水槽の中で死んでしまうより、
自然のままにしたほうがいい ことは知っています。
あまりにも可愛いかったので、そばに置いておきたかった人間のエゴでした。
寂しいな。
さようなら。
植木鉢を上げてみると、仲良く体を寄せ合って眠っていました。
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