2011年1月29日土曜日

ニンジン

旬の野菜

 栽培法が進歩して、季節を問わず一年中どの野菜も食べることができる。

夏野菜の茄子やピーマン、トマトを冬に、大根や蕪らの冬野菜も真夏にその味を味わえる。

しかし、その野菜にとってそれぞれ「旬」があります。

そして、旬の野菜を食べることにはちゃんと意味がある

 春に苦みのある ふきのとうやタラの芽 などの山菜をたべるのは、冬モードの体を目覚めさせるため。

夏に水分の多いトマトやキュウリ、ナスを食べるのは体を冷やすため(秋なすを嫁に食わすな とは姑が嫁に対して体を冷やさないようにと気遣うことをさす養生訓)。

秋に栄養価の高いカボチャやイモ類を食べるのは栄養を蓄積するため。

冬に大根を食べるのは消化がよく内蔵に負担をかけないため、など。

旬の野菜を旬の時期に食べることで、自然に体は整えられるものなのです。

 

 ニンジンも一年中食べることができますが、旬は秋~冬です(立春2月4日ころまで)。

黒田5寸を作っていましたが、一昨年からベータリッチ(サカタ)を使っています。

この品種がニンジン特有の甘みに優れていると思うので使っています。

例年梅雨時に蒔き、秋から冬にかけて収穫していますが、昨年は適時期に蒔くことができなかったので、秋雨前線のある8月下旬に蒔きましたが、記録的な猛暑と雨なしで20%ほどしか発芽しませんでした。

セリ科植物は特に発芽には水分を多く必要とするので、水道施設のないこの畑では梅雨時に蒔くのです。

 例年は植えっぱなしにしていますが、後作にエンドウを植えるため、収穫して土の中で保存しています。

こうすることで水分の蒸発を防ぐのです。

サトイモなどもこうして保存します。

菜園を始めたころは分からず外で保存していたら、水分がとんでスカスカになってしまった経験がありました。

βカロテン豊富で栄養価は高い野菜です。



土の中で保存することで水分の蒸発をふせぐ。もちろん雨除けは必要。

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