菜園ブームもあって、様々な野菜が出回り、さらに細分化した品種が開発されるようになり、生産者も消費者も楽しみが増えました。例えばニンジンでは、パープルやホワイトなど色とりどりの野菜、ナスやトマト、カリフラワーも然りで、カラフルな品種が売り場をにぎわせています。黄金かぶ、なんていうのもあります。10数年前には見られない光景です。いろいろな色の野菜が増えたのはパプリカから始まったような気がします。
色ブームのあとは、ここ数年ご当地野菜が出回り始めた。各地の伝統野菜です。仙台雪菜とか、石川県の中島菜、島根の津田かぶなど。もちろんこれまでも、ご当地野菜は市場にはあって、石川県の短根系大根の打木源助大根や練馬大根、三浦大根、ゴーヤは沖縄、東京の小松菜、京都の加茂なす、などなどメジャーな野菜はありましたが、インターネットの普及やメディアが取り上げるなどで、今まで一般には知られない野菜も知られるようになり、種苗会社側もニーズに合わせご当地野菜の種を販売するようになってきました。
今年は近江地方の伝統野菜日野菜かぶを栽培。
滋賀県日野町で古くから作られている長かぶです。主に塩漬けや甘酢浸け、糠浸けなどに適し、風味がよく特に甘酢浸けにすると桜色に染まり美しく美味しくいただける。漬物だけでなく、汁の実などにも利用できる。
このご当地野菜野菜の傾向はしばらく続きそうだ。
洗うと白と紫が綺麗な長いかぶ。長さは20センチ~30センチ。
静岡県函南町丹那で無農薬・無化学肥料の野菜を生産・販売しています。自然の中でのびのびと育った野菜は健康そのもの。このブログでは野菜が生育して収穫するまでの様子を公開します。食べる野菜がどんな環境の中で育っているか、知っていれば二倍おいしい。
2010年12月23日木曜日
2010年12月20日月曜日
かぶ
かぶの収穫が始まりました。昨年からつくり始めたスワン(タキイ)という品種です。
それまではずっと天王寺かぶ(アタリヤ)をつくっていましたが、レストランのシェフに、このかぶのことを教えてもらってからその違いにびっくり、生で食べれて甘くて、それでいてかぶ独特の味もちゃんと主張している。昨年は、このスワンと赤紫がかって見栄えのよい「あやめゆき」(サカタ)の両方作った。比べてみて正直スワンのほうが生食でより勝っていたので、今年はスワン一本で栽培。コリコリと柿のような食感がたまらなく良い。
栽培は無農薬で簡単につくれる。肥料も元肥少々。追い肥はなし。化学肥料をやれば、もっと味がよくなるかもしれない、しかし、この品種のもつ素地だけでじゅうぶん美味しいと思う。
。
収穫したあと、水で洗って一個ずつ拭いて袋詰めし、直売所の棚に陳列。「サラダ で美味しい かぶ」でPR。
それまではずっと天王寺かぶ(アタリヤ)をつくっていましたが、レストランのシェフに、このかぶのことを教えてもらってからその違いにびっくり、生で食べれて甘くて、それでいてかぶ独特の味もちゃんと主張している。昨年は、このスワンと赤紫がかって見栄えのよい「あやめゆき」(サカタ)の両方作った。比べてみて正直スワンのほうが生食でより勝っていたので、今年はスワン一本で栽培。コリコリと柿のような食感がたまらなく良い。
栽培は無農薬で簡単につくれる。肥料も元肥少々。追い肥はなし。化学肥料をやれば、もっと味がよくなるかもしれない、しかし、この品種のもつ素地だけでじゅうぶん美味しいと思う。
。
収穫したあと、水で洗って一個ずつ拭いて袋詰めし、直売所の棚に陳列。「サラダ で美味しい かぶ」でPR。
2010年9月30日木曜日
ゴーヤ
9月下旬に今年のゴーヤも終わり。
猛暑の中でも立派に育った。とても育てやすい。 種は自家採取で毎年育てています。種を採ってまた来年蒔くので、このゴーヤたちは10年ほど前に購入した種で育ったものの子孫。
独特の苦みがある。中のワタを取って調理するが、このワタが苦いらしいので、スプーンなどで取り出す際、ワタの残し具合で苦みを調整することができる―と聞いたことがある。この野菜が終わると過ぎ去っていく夏を感じます。
梅干しのような色の種だが、これを洗うと茶色い顔を見せる。乾燥させて来年蒔くために保存しておく。
猛暑の中でも立派に育った。とても育てやすい。 種は自家採取で毎年育てています。種を採ってまた来年蒔くので、このゴーヤたちは10年ほど前に購入した種で育ったものの子孫。
独特の苦みがある。中のワタを取って調理するが、このワタが苦いらしいので、スプーンなどで取り出す際、ワタの残し具合で苦みを調整することができる―と聞いたことがある。この野菜が終わると過ぎ去っていく夏を感じます。
梅干しのような色の種だが、これを洗うと茶色い顔を見せる。乾燥させて来年蒔くために保存しておく。
2010年9月28日火曜日
インゲン
インゲンはツルなし種のセリーナ(サカタ)とサクサク王子(サカタ)。
いつもは、収穫量が多いツルあり種のインゲンを使っていたが、支柱を立てる時間がないので、ツルなし種を蒔いた。ツルなし種は何度も育てたが、だいたい一気にできて終わるもの。今回は収穫期の長いサクサク王子を蒔いたが。
このサクサク王子は夏の暑さに弱く、7月採りがベストらしい、暑さの盛りには実入りが悪くなると、種の袋の栽培ガイドに明記されてある。
仕事量が多いのでやはり定植が後回しにされた結果、6月下旬に定植。8月は葉も茂り花は咲くものの、実がまったく付かなかった。サクサク王子は完全に失敗。一切収穫なし。先に定植していたセリーナは収量は少なかった。前半は失敗のインゲンだった。
マルチングした。泥のはねっ返りで汚れるのでマルチを張った。これはごみになるので、私の畑では使ったことがなかった。しかし、生業とする今年からは一部やってみることに。一見実がたわわになっているように見えるが、全然少ない。もっと採れる。これで終わり。
いつもは、収穫量が多いツルあり種のインゲンを使っていたが、支柱を立てる時間がないので、ツルなし種を蒔いた。ツルなし種は何度も育てたが、だいたい一気にできて終わるもの。今回は収穫期の長いサクサク王子を蒔いたが。
このサクサク王子は夏の暑さに弱く、7月採りがベストらしい、暑さの盛りには実入りが悪くなると、種の袋の栽培ガイドに明記されてある。
仕事量が多いのでやはり定植が後回しにされた結果、6月下旬に定植。8月は葉も茂り花は咲くものの、実がまったく付かなかった。サクサク王子は完全に失敗。一切収穫なし。先に定植していたセリーナは収量は少なかった。前半は失敗のインゲンだった。
マルチングした。泥のはねっ返りで汚れるのでマルチを張った。これはごみになるので、私の畑では使ったことがなかった。しかし、生業とする今年からは一部やってみることに。一見実がたわわになっているように見えるが、全然少ない。もっと採れる。これで終わり。
トウモロコシ
8月31日にトウモロコシの収穫を終えた。
ピーター610(サカタ)です。
トウモロコシは肥料を食う野菜だが作りやすい。根をしっかりと張り吸収力が強い。8月は25日間雨が降らず、その間水やりなし。乾燥には多少弱いので心配したが、育った。肥料食いなのでこれは追い肥をした。無農薬・無化学肥料の野菜なので粒ぞろいしないものもあったが、全体的にできは良かったかな。
8月24日から収穫開始。一部ビニールを掛けなかった実がやはり蛾の被害にあってしまったが、その部分だけ切除して食べた。甘くて美味い。今年の夏はとりわけ暑かったが、出来はよかった。
ピーター610(サカタ)です。
トウモロコシは肥料を食う野菜だが作りやすい。根をしっかりと張り吸収力が強い。8月は25日間雨が降らず、その間水やりなし。乾燥には多少弱いので心配したが、育った。肥料食いなのでこれは追い肥をした。無農薬・無化学肥料の野菜なので粒ぞろいしないものもあったが、全体的にできは良かったかな。
8月24日から収穫開始。一部ビニールを掛けなかった実がやはり蛾の被害にあってしまったが、その部分だけ切除して食べた。甘くて美味い。今年の夏はとりわけ暑かったが、出来はよかった。
ニンジン
8月8日 ニンジンをすべて収穫。
品種はベータリッチ(サカタ)で5月上旬に蒔いた。
蒔いた場所(D4)は畑にしてから初めて使用。以前は荒れ地の中でも低木が茂っていた場所で暗く草もあまり生えていないところだったので、多少やせていると思われた。起こした時に多めに牛フン堆肥を施した。
蒔く前に有機石灰(牡蠣殻等)、堆肥を施肥し、1畝2条すじ蒔き。途中間引きしながら梅雨の時期までは順調に成長していたが、太らずに夏を迎えてしまい、そのまま収穫期となった。追い肥はぜず。
以前一度、春にニンジンを作ったことがあるが、上手にできた。今回は満足に太らず。秋まき冬どりのように立派な姿にはならなかったのは、品種のせいか、追い肥をしなかったせいか。明確な原因はわからないが、追肥しなかったことよりも、品種かもしれない。ニンジンは冷涼な気候を好む、本来は、秋蒔き冬春どり、初夏蒔き秋どりがベスト。ベータリッチは秋蒔きしたほうがよかったのかも。春には春蒔き用のニンジンを蒔くことがベターということだろうか。
ニンジン頭、葉のもとの部分が広い(太い)ものほどニンジン本体の質は悪い。葉のほうが成長して種子を作ろうと養分を上部に集中させているためで、下部(本体)の味は落ちる。もっと進行すると水分が上部に吸い上げられ本体がスカスカになる。
品種はベータリッチ(サカタ)で5月上旬に蒔いた。
蒔いた場所(D4)は畑にしてから初めて使用。以前は荒れ地の中でも低木が茂っていた場所で暗く草もあまり生えていないところだったので、多少やせていると思われた。起こした時に多めに牛フン堆肥を施した。
蒔く前に有機石灰(牡蠣殻等)、堆肥を施肥し、1畝2条すじ蒔き。途中間引きしながら梅雨の時期までは順調に成長していたが、太らずに夏を迎えてしまい、そのまま収穫期となった。追い肥はぜず。
以前一度、春にニンジンを作ったことがあるが、上手にできた。今回は満足に太らず。秋まき冬どりのように立派な姿にはならなかったのは、品種のせいか、追い肥をしなかったせいか。明確な原因はわからないが、追肥しなかったことよりも、品種かもしれない。ニンジンは冷涼な気候を好む、本来は、秋蒔き冬春どり、初夏蒔き秋どりがベスト。ベータリッチは秋蒔きしたほうがよかったのかも。春には春蒔き用のニンジンを蒔くことがベターということだろうか。
ニンジン頭、葉のもとの部分が広い(太い)ものほどニンジン本体の質は悪い。葉のほうが成長して種子を作ろうと養分を上部に集中させているためで、下部(本体)の味は落ちる。もっと進行すると水分が上部に吸い上げられ本体がスカスカになる。
2010年8月14日土曜日
2010年8月12日木曜日
料理教室
夏野菜を使った旬の料理を―と、イタリアンレストランライフ(東京都渋谷区富ヶ谷1-9-19・相場正一郎代表)主催の料理教室で今回私の野菜を使っていただけることになり、8月7日同レストランに招かれ参加者に野菜のお話をしました。
この料理教室は今年7周年を迎えるレストランがお店PRや利用者との交流などを目的に、定期的に開催しているもので、毎回様々な楽しい企画で参加者を喜ばせている。「最近ではお弁当を作って公園で食べたり、ピクニック感覚でユニークな料理教室となって大好評でした」 と話すのは今回の料理教室で講師をつとめた阿部シェフ。
この日は参加者たちが「カツオのたたき風カルパッチョ」と「じゃがいもの冷製スープ(ビシソワーズ)」作りに取り組んだ。阿部シェフの指導のもと、包丁を握った参加者が昨日私が畑で収穫したミニトマトやキュウリを調理。実際、生産者が収穫した素材を消費者が調理する、という様子を目にする機会など滅多にありません。手塩にかけ育てた野菜がこうして調理され料理となり、メイン素材を引き立てたりとそれぞれが野菜の輝きを放っていました。美しく調理された野菜も私も幸せです。野菜の販売もさせていただきました。購入された方の笑顔がとても印象的で生産者冥利につきます。
その後は野菜についての質問を受けたり、畑や野菜について解説しました。
野菜作りに終わりなし。まだまだ学ぶことはたくさんある。今回は自分の作った野菜が調理するようすを拝見し、購入もしていただいたうえ、消費者やスタッフたちとも交流できてすごく有意義な時間を過ごせました。相場代表、スタッフのみなさん、ありがとうございました。
この料理教室は今年7周年を迎えるレストランがお店PRや利用者との交流などを目的に、定期的に開催しているもので、毎回様々な楽しい企画で参加者を喜ばせている。「最近ではお弁当を作って公園で食べたり、ピクニック感覚でユニークな料理教室となって大好評でした」 と話すのは今回の料理教室で講師をつとめた阿部シェフ。
この日は参加者たちが「カツオのたたき風カルパッチョ」と「じゃがいもの冷製スープ(ビシソワーズ)」作りに取り組んだ。阿部シェフの指導のもと、包丁を握った参加者が昨日私が畑で収穫したミニトマトやキュウリを調理。実際、生産者が収穫した素材を消費者が調理する、という様子を目にする機会など滅多にありません。手塩にかけ育てた野菜がこうして調理され料理となり、メイン素材を引き立てたりとそれぞれが野菜の輝きを放っていました。美しく調理された野菜も私も幸せです。野菜の販売もさせていただきました。購入された方の笑顔がとても印象的で生産者冥利につきます。
その後は野菜についての質問を受けたり、畑や野菜について解説しました。
野菜作りに終わりなし。まだまだ学ぶことはたくさんある。今回は自分の作った野菜が調理するようすを拝見し、購入もしていただいたうえ、消費者やスタッフたちとも交流できてすごく有意義な時間を過ごせました。相場代表、スタッフのみなさん、ありがとうございました。
2010年8月8日日曜日
緑のどんぶり
緑のどんぶりというのは、畑の場所(静岡県田方郡函南町丹那)が盆地にちなんでいます。すり鉢状で上から見ると田んぼや畑の緑いっぱいのどんぶりのようだからです(下の写真は冬ですが)。朝は盆地の中に棚引く朝もやも、心すがすがしい。
畑の見学・援農いつでもOKです。事前に連絡してください。
援農(えんのう)された方には野菜の現物支給をします。また、野菜の宅配を希望される方も受け付け中(内容等相談)。
農場の名前は地味辺(じみへん)。管理者=Tよしざわ(静岡県田方郡函南町平井1733-859南箱根ダイヤランド43-80・電話=050-1452-8131、携帯=090-2680-9488。
メール=noize-1966.hiropolissy@docomo.ne.jp )
安心できる野菜づくり、無農薬無化学肥料での野菜づくり、リアルに挑戦中。
畑の見学・援農いつでもOKです。事前に連絡してください。
援農(えんのう)された方には野菜の現物支給をします。また、野菜の宅配を希望される方も受け付け中(内容等相談)。
農場の名前は地味辺(じみへん)。管理者=Tよしざわ(静岡県田方郡函南町平井1733-859南箱根ダイヤランド43-80・電話=050-1452-8131、携帯=090-2680-9488。
メール=noize-1966.hiropolissy@docomo.ne.jp )
安心できる野菜づくり、無農薬無化学肥料での野菜づくり、リアルに挑戦中。
2010年8月7日土曜日
2010年7月24日土曜日
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