2011年1月10日月曜日

今年もスタート

 1月3日、毎年恒例の箱根神社へ初詣。この正月は晴天に恵まれ空気が澄んで素晴らしい富士山がのぞめた。大観山からは芦ノ湖と富士山、左には南アルプス、さらに左に駿河湾と絶景ポイントだ。見通しがよい。今年はこんな晴れやかな見通しのよい年にしたいね。


昨年の暮れから伊豆山にあるマンション「サンヴェール」で野菜の青空販売を始めた。私は週に3日ほど伊豆山の谷口ファームに農作業の手伝いに行っていますが、そこで知り合った松田さんの働きかけで行えたものです。その松田さんは同ファームをリタイヤ後、家庭菜園でできた野菜を「サンヴェール」の方々に向けて販売し始めたが、ひとりではニーズに応えられないとのことで私にも声がかかった、という経緯です。


私の畑にはちょうどスワン(かぶ)や大根などがたくさんあり、品質の良い立春までに売りさばきたかったので助かりました。大根やかぶは、およそ立春(2月4日)を過ぎると種子を作る準備をするため、花を咲かせようとするトウ立ちという現象が起きます。すると、食する部分の栄養分、水分を上部に吸い上げるため質が悪くなる。それまでになんとかさばきたかった。いや、それよりも正直新しい市場を開拓してくれたということが大きいのでとても感謝しています。縁、そして感謝の気持ち、これが大切なことと改めて感じます。青空販売までたどり着くには、この縁(松田さんとの出会い)がなければできなかったわけですから。


誰でも数えきれないほどの選択肢の中から、たったひとつの選択肢の道を生き(行き)そしてその道すがら人と出会うたび、何事にも触れるたび(例えばそのリンゴ食べる食べないとか)、様々な選択肢が出現し選択して、それを数えきれないほど繰り返しながら生きている。そのたった一つ選んだ道を辿ったところに、いま立っているわけです。振り返って、その選択肢の数は何千、何万通りになっている、生い茂る枝葉のように。つまり、あのときもうひとつの別の選択をしていたら、確実に現在の位置にはいないはずです。だからこそ、ひとつひとつの出会いには意味がある。そう思います。その出会いを活かすも消すも、自分次第というわけです。そしてこうしていま、生きていられる、サンヴェールでの青空販売ができて、稼ぐことができ生活をするということは、私は出会った人たちに生かさせているわけです。そう思えてしかたありません。


自分もまた人と出会うことで、その人それぞれがが持つ時間と接触する。それが一刻一刻様々な出会いや事象の遭遇につながりその人の未来が変化していく現実、それが互いに運命を司っているその中で現在がある。新聞の社会面の記事を読むと、思いもしない事故(交通事故や事件)で死亡した人のことが少なくないことを見れば常にみなギリギリで生きているということがわかる。だからといって硬直して毎日を送るわけではないけど、でもこうしたことを思えば出会いと今日を大切に生きなければと思います。そこには感謝する気持ちを持つことで人として成長できると思うのです。出会った人、野菜たち、昆虫、動物に感謝し、前向きに現実を受け入れ毎日を大切に生きたい、それを忘れないよう今年も日々を過ごしたいと思います。

2010年12月23日木曜日

日野菜かぶ

 菜園ブームもあって、様々な野菜が出回り、さらに細分化した品種が開発されるようになり、生産者も消費者も楽しみが増えました。例えばニンジンでは、パープルやホワイトなど色とりどりの野菜、ナスやトマト、カリフラワーも然りで、カラフルな品種が売り場をにぎわせています。黄金かぶ、なんていうのもあります。10数年前には見られない光景です。いろいろな色の野菜が増えたのはパプリカから始まったような気がします。
 色ブームのあとは、ここ数年ご当地野菜が出回り始めた。各地の伝統野菜です。仙台雪菜とか、石川県の中島菜、島根の津田かぶなど。もちろんこれまでも、ご当地野菜は市場にはあって、石川県の短根系大根の打木源助大根や練馬大根、三浦大根、ゴーヤは沖縄、東京の小松菜、京都の加茂なす、などなどメジャーな野菜はありましたが、インターネットの普及やメディアが取り上げるなどで、今まで一般には知られない野菜も知られるようになり、種苗会社側もニーズに合わせご当地野菜の種を販売するようになってきました。
 
 今年は近江地方の伝統野菜日野菜かぶを栽培。
滋賀県日野町で古くから作られている長かぶです。主に塩漬けや甘酢浸け、糠浸けなどに適し、風味がよく特に甘酢浸けにすると桜色に染まり美しく美味しくいただける。漬物だけでなく、汁の実などにも利用できる。
 このご当地野菜野菜の傾向はしばらく続きそうだ。
    洗うと白と紫が綺麗な長いかぶ。長さは20センチ~30センチ。




間引きは一度。その後は間引きを兼ねながらの収穫。あたまの紫色がいいね。葉はスワンと違い色濃く、歯ごたえあり。12月10日に本格的収穫。二か月ほどで採ることができる。寒さに当たると甘くなる。



日野菜かぶ(トーホク)、10月12日に種まき。スワンかぶの隣の畝に蒔いた。10月下旬に発芽そろう頃には虫の活動弱く、虫の害なし。

2010年12月20日月曜日

かぶ

 かぶの収穫が始まりました。昨年からつくり始めたスワン(タキイ)という品種です。
それまではずっと天王寺かぶ(アタリヤ)をつくっていましたが、レストランのシェフに、このかぶのことを教えてもらってからその違いにびっくり、生で食べれて甘くて、それでいてかぶ独特の味もちゃんと主張している。昨年は、このスワンと赤紫がかって見栄えのよい「あやめゆき」(サカタ)の両方作った。比べてみて正直スワンのほうが生食でより勝っていたので、今年はスワン一本で栽培。コリコリと柿のような食感がたまらなく良い。
 栽培は無農薬で簡単につくれる。肥料も元肥少々。追い肥はなし。化学肥料をやれば、もっと味がよくなるかもしれない、しかし、この品種のもつ素地だけでじゅうぶん美味しいと思う。
 。

収穫したあと、水で洗って一個ずつ拭いて袋詰めし、直売所の棚に陳列。「サラダ で美味しい かぶ」でPR。

11月26日間引きながら小かぶ(小さいもの)から収穫。葉はお浸しから炒め物、鍋や味噌汁の具など様々使える。(さっと湯がいてからゴマ油で炒めてジャコをまぶし、鰹節、醤油、ごま油少々)で、ご飯のふりかけやタマゴかけごはんの具の材料にも。

11月21日順調に成長し、そろそろ収穫期を迎える。気温が15℃前後のこの時期の虫の被害はありません。ここまで2回間引きをしました。



10月2日発芽そろう。害虫の活動が弱まる時期にかぶの生育期にあてるため、毎年彼岸過ぎに
蒔くようにしています。10月上旬はまだハムシの被害が多少あります。
この場所の前作はソラマメ(1月~6月)。夏は雑草(6月~8月)。豆科のあとなので肥えていると思います。自家製堆肥と鶏糞、牡蠣殻石灰を施しました。

2010年9月30日木曜日

ゴーヤ

                                9月下旬に今年のゴーヤも終わり。
猛暑の中でも立派に育った。とても育てやすい。    種は自家採取で毎年育てています。種を採ってまた来年蒔くので、このゴーヤたちは10年ほど前に購入した種で育ったものの子孫。
独特の苦みがある。中のワタを取って調理するが、このワタが苦いらしいので、スプーンなどで取り出す際、ワタの残し具合で苦みを調整することができる―と聞いたことがある。この野菜が終わると過ぎ去っていく夏を感じます。

梅干しのような色の種だが、これを洗うと茶色い顔を見せる。乾燥させて来年蒔くために保存しておく。
      採りきれない実は、そのままにしておくと黄ばんできて、やがて下部が破裂するように割れ、赤い粘膜状に包まれた種子が落下する仕組みになっている。


              害虫も一切つかず、実も食われない。たくさん採れる。

   夏の暑さもゴーヤは正に緑のカーテン。畝間はゴーヤの屋根と化して暑い中で憩える場所
になる。隣に植えたカボチャも絡んできている。


            このエリアはウリ科植物を植えた。両隣はミニカボチャと普通のカボチャ。





           レモン色の花は南国らしい花、葉は切れ目が深くて涼しげな風情。      






            7月26日、支柱をたてネットを貼り終える。梅雨時の成長は遅い。








                    7月13日、 間引いて一か所1本立ちに








                6月28日に発芽。 6月中旬までには蒔き終えたい。









2010年9月28日火曜日

インゲン

 インゲンはツルなし種のセリーナ(サカタ)とサクサク王子(サカタ)。
いつもは、収穫量が多いツルあり種のインゲンを使っていたが、支柱を立てる時間がないので、ツルなし種を蒔いた。ツルなし種は何度も育てたが、だいたい一気にできて終わるもの。今回は収穫期の長いサクサク王子を蒔いたが。
 このサクサク王子は夏の暑さに弱く、7月採りがベストらしい、暑さの盛りには実入りが悪くなると、種の袋の栽培ガイドに明記されてある。
仕事量が多いのでやはり定植が後回しにされた結果、6月下旬に定植。8月は葉も茂り花は咲くものの、実がまったく付かなかった。サクサク王子は完全に失敗。一切収穫なし。先に定植していたセリーナは収量は少なかった。前半は失敗のインゲンだった。

 マルチングした。泥のはねっ返りで汚れるのでマルチを張った。これはごみになるので、私の畑では使ったことがなかった。しかし、生業とする今年からは一部やってみることに。一見実がたわわになっているように見えるが、全然少ない。もっと採れる。これで終わり。
        順調に生育していたセリーナだったが。

トウモロコシ

8月31日にトウモロコシの収穫を終えた。
ピーター610(サカタ)です。
トウモロコシは肥料を食う野菜だが作りやすい。根をしっかりと張り吸収力が強い。8月は25日間雨が降らず、その間水やりなし。乾燥には多少弱いので心配したが、育った。肥料食いなのでこれは追い肥をした。無農薬・無化学肥料の野菜なので粒ぞろいしないものもあったが、全体的にできは良かったかな。
 8月24日から収穫開始。一部ビニールを掛けなかった実がやはり蛾の被害にあってしまったが、その部分だけ切除して食べた。甘くて美味い。今年の夏はとりわけ暑かったが、出来はよかった。

 8月24日。雌穂が茶色くなったら収穫適時。このとき蛾の幼虫(アワノメイガ)にやられるので、雌穂がでて受粉したかなと思ったら、ビニールをかける。今回は時間がとれず、一部にしか掛けられなかった。


  実がつき始めた8月17日に追い肥。鶏糞・牛糞堆肥に、リン酸分の骨粉を施す。そして土寄せ。風で倒れないように支柱も。
  間引いた雌穂。このふさふさとした髪のような穂の数だけ、粒がある。粒とつながっているというわけだ。この間引きは、ヤングコーンとして利用。炙って醤油鰹節をかけて酒のつまみのようにして食べたり、野菜炒め、てんぷらにしてもおいしい。




  8月8日、雌穂も大きくなり始める。下の雌穂は間引き1株一本に。雄穂が花粉を放ち雌穂に受粉し、モロコシとなるので、バラバラに植えずにまとめて植える。





                8月4日、 あのひょろひょろが逞しく生長。頂点には雄穂が出現した。





                    茎も太くなり、しっかりと成長してきた。







                       7月1日にようやく定植。








  6月中旬に黒ポットに蒔き4日で発芽。作業が込んでいるのでなかなか定植できず、何日もそのまま、ひよろひょろと伸びてしまった。








ニンジン

8月8日 ニンジンをすべて収穫。
品種はベータリッチ(サカタ)で5月上旬に蒔いた。
蒔いた場所(D4)は畑にしてから初めて使用。以前は荒れ地の中でも低木が茂っていた場所で暗く草もあまり生えていないところだったので、多少やせていると思われた。起こした時に多めに牛フン堆肥を施した。
蒔く前に有機石灰(牡蠣殻等)、堆肥を施肥し、1畝2条すじ蒔き。途中間引きしながら梅雨の時期までは順調に成長していたが、太らずに夏を迎えてしまい、そのまま収穫期となった。追い肥はぜず。
以前一度、春にニンジンを作ったことがあるが、上手にできた。今回は満足に太らず。秋まき冬どりのように立派な姿にはならなかったのは、品種のせいか、追い肥をしなかったせいか。明確な原因はわからないが、追肥しなかったことよりも、品種かもしれない。ニンジンは冷涼な気候を好む、本来は、秋蒔き冬春どり、初夏蒔き秋どりがベスト。ベータリッチは秋蒔きしたほうがよかったのかも。春には春蒔き用のニンジンを蒔くことがベターということだろうか。
  ニンジン頭、葉のもとの部分が広い(太い)ものほどニンジン本体の質は悪い。葉のほうが成長して種子を作ろうと養分を上部に集中させているためで、下部(本体)の味は落ちる。もっと進行すると水分が上部に吸い上げられ本体がスカスカになる。

  全体に細いニンジンとなってしまった。数本は太いものもあるが、本来のベータリッチはの姿ではない。



 キアゲハの幼虫がついた。数株だったのでそのままにした。大量には発生しないので、あとは鳥が気がついて食べてくれる。数日でいなくなった。鳥が食べたのだ。

                   間引き前、順調に生育するニンジン





         
                    5月上旬に蒔いたベータリッチ