2012年9月30日日曜日

シカクマメ

シカクマメ、ユニークな形をしていて若サヤを食べます。
今年は雨がすくなく、生長が遅かったので収穫もちょっと遅めです。

 天ぷらや炒め物で美味しさを発揮します。
天ぷらは塩で食べるのがおすすめです。
 栽培は簡単です。ちょっとアブラムシが付きますが、今年はゼロです。
肥料は、鶏糞を薄めに施した程度です。
一日取り遅れると、すぐ大きくなるので早めに収穫します。

 花は水色でスピートピーに似て美しい。

 ここまで大きくなるとかなり重いので、支柱を頑丈にして台風対策をします。
台風が直撃したら、どうあっても倒れるので、被害が少ないことを祈ります。

2012年9月25日火曜日

畑の昆虫・動物たち18.ウスバカミキリ

樹液の出る木にはカミキリムシもやってきます。
シロスジカミキリも見かけますが、このウスバカミキリも樹液のでる木に集まります。
カブトムシのように、「どけどけーっ」と、他の虫を蹴散らしたりしません。
仲良くえさ場の平和を保ちます。
カミキリムシは蜜を吸うわけではなく、木を齧る。
食べるものが違うので、争うこともないわけです。

基本的に夜行性です。

黄色いピーマン・プスタ―ゴールド

黄色いピーマンです。
プスターゴールド(たねの森)という品種で、生食もできます。
 完熟させるパプリカは最初は緑で熟すると色づきますが、これは最初からこの黄色です。
青臭くないので、サラダでも食べることができます。
 8月に開花し、収穫できるだろうと思っていましたが、落花するものが多く、まったく実が付かず、
「こりゃあ、だめかぁ」と落胆しました。
葉が茂っているので、ひょっとしたら落花の原因と思い摘葉したけど変わらず。
9月になって実をつけ出したので、ということは暑さが原因だったのか―ちょっと分からないですね。

 たくさん収穫できているようですが、綺麗な色に仕上がるのは収量の約半分ほどです。
あとの半分はパプリカのように細かいヒビが入ったり、部分的に茶色くなったりして、直売にはちょっと向かないです。
味にはまったく問題ないです。
完熟させると、どうやらオレンジ色になるようです(ひとつだけ取り遅れてオレンジ色になっていたので)。

2012年9月24日月曜日

パプリカ

パプリカの収穫が始まりました。
フルーピーレッド(タキイ)です。
 開花から2カ月で赤くなります。
最初は緑です。
真夏は途中で腐ったりしたのでダメかと諦めかけていたのですが、秋になってから最後まで赤色に完熟しました。
ピーマンは熟する前の未熟を収穫するわけですが、パプリカは完熟させてから収穫するので時間がかかります。それでちょっと値が張るわけです。
露地のせいか、綺麗にできないですね、細かいヒビがどうしても入ってしまいます。
 甘みがあっておいしい。
完熟なので栄養価も高くなります。
完熟しているわけですから、「まーだいいだろう」、なんて悠長に構えていると、こうして腐り落ちてダメにしてしまいます。
これ、けっこうあるんです。
もう20~30個くらいダメにしています。
露地栽培のパプリカは難しい。
おまけに全体に重いので、大風が吹くといくら支柱でくくってやってもどこか折れてしまう。
これはやっぱりハウス向きの野菜かな。

ニラの花が咲きました。

ニラの花が咲きました。
 小さい花が輪になって咲いていて綺麗な花です。
花はニラ臭くないので、花瓶に挿して飾っても楽しめます。
結構長持ちします。
種を付けると株が弱るので、早めに摘みます。
つぼみは花ニラとして炒め物などに利用できます。
ギョウザやニラタマ、味噌汁、炒め物、レバニラ、いろいろ使えて便利。

2012年9月18日火曜日

畑の昆虫・動物たち18.アカボシゴマダラ

樹液の出る木には密の好きな蝶もやってきます。
昨年、見かけない蝶がいたので調べたところ、アカボシゴマダラと判明しました。
それが、今年も蜜の在り処を見つけたようです。
写真は昨年のものです。今年は撮影チャンスを逃しました。
ちょうど昨年9月3日付の静岡新聞に「アカボシゴマダラ」の記事が掲載されていました。
その記事によると、アカボシゴマダラの在来種は鹿児島県奄美大島などに生息していますが、近年、東京や神奈川県などで確認されているそうです。
羽の模様などから中国や朝鮮半島から持ち込まれたとみられ、
1995年に埼玉県で初めて発見されたといいます。
静岡県では2年前から小山町や函南町で少数の目撃情報が寄せられているようです。
環境省生物多様性センターによると、現在(昨年9月)の分布の西端は静岡県内にある
と考えられている、そうです。
函南町以西に報告がなければ、この畑のあたりが生息の西端にあたることになります
アカボシゴマダラは、羽を広げると幅7~9センチで、後ろ羽の外縁に5、6個の赤い斑点があるのが特徴。
幼虫はエノキの葉を食べるため、このまま生息域が拡大すれば、幼虫が同じエサを必要とする在来種のゴマダラチョウやオオムラサキの個体数が減少するおそれもあるという。
発見情報は、環境省生物多様性センター運営サイト「いきものみっけ」(http://www.mikke.go.jp
まで。

畑の昆虫・動物たち17.カブトムシ

カブトムシは夜行性で日中は木の下付近にいる、と言われています。
でも、意外な場所にいることがあります。
 朝、ゴーヤを収穫していると、カブトムシを発見。
夜大いに遊んだのか、眠いようです。突いても微動だにしませんでした。
 ゴーヤの緑のカーテンで涼んでいるようです。
昼ごろ再び見に来たら、もういませんでした。
 草取りをしていても、ときどき眠っていたりします。
 日中はこうして、涼しい草の陰なんかで潜んでいることが多いようです。
毎年草取りをしていると現れる。
それとも、畑のそばに堆肥置き場や落ち葉があるので、孵化したてなのか。
 樹液のでるクヌギ、えさ場では、カブトムシが一番つよい。
カナブンやスズメバチ、ゴマダラチョウなどを追っ払い常にえさ場を独占しています。
ただ、雌には優しくゆずってやる雄のカブトムシです。
昨年のカブトムシの記事で、子どもにカブトムシを飼わせ命の大切さを学ばせると説く、教師の友人に対し、飼わせることなく自然のままで良い論を展開した私、のことを書きましたが、その自分は宅配で顔を合わせる子どもたちと仲良くなると、カブトムシをプレゼントしてあげたくなりました。
自然のままで良い論はどうしたのか?
カゴに入れられたカブト虫を見ていると、仕事そっちのけで、つい遊びたくなってしまいます。
たわむれているうち、羽を広げ飛んで行ってしまった。
「あ~あ」
プレゼントするつもりだったのに。
でもどこかホッとした自分に気が付きました。
やっぱり自然のままがいい。
そんな私は基本的に動物園や水族館などあまり好きではありません。
動物や魚にとってほんとに幸せなのかなと思ってしまうからです。

ナス・リスターダデガンシア

リスタータデガンシア(たねの森)というスペインのナスです。

 大きな円筒形のナスで紫の縞模様が美しい。
焼きナスやトマト煮などの煮込み料理に向きます。
とてもおいしいナスで、一度食べたらまた食べたくなる、そういう声が聞こえます。
味噌田楽でも、マーボーナスでもおいしい!
ただ、漬物にはむかないようです。
害虫がついたのは数本でしたが、テントウムシだまし、アブラムシは、灰を撒くことで防除できました。
葉が大きく茂るので、適度に摘葉して風通しをよくして着果を促します。

2012年9月11日火曜日

白長ナス

白長ナスの味しらかわです。
購入苗で栽培しています。
 艶やかな白は見た目も良いです。
 よく実ります。同じ長ナスの庄屋長ナス(黒色のスタンダードの長ナス)と比べてみて、白長ナスの方が味が良い(自分に合っている)と思い白を育てています。
 葉が茂るので、適当に摘葉をして風通しを良くしたり着果をよくします。
畝を利用してフダン草を育てています。多少日陰でも育つので。
柔らかいので煮たり、焼いたり、炒めたりする料理に最適です。
焼きナスもOK!
 害虫はアブラムシ、テントウムシダマシ(ニジュウホシテントウ)があります。
実が齧られると茶色くなり、見栄えが悪く直売所には出せません。
しかし、皮だけが茶色に齧られているので皮をむけば何も問題なく食べれます。
 こいつが犯人!いや、犯虫のテントウムシダマシです。葉も食べる。
もうひとつの害虫アブラムシは殆どついていませんでした。
自家製の草木灰を撒くと、少なくなります。全くいなくなった株もある。
撒くタイミングは朝・夕。朝露に灰が馴染み虫がいなくなる。
雨が降ると流れ落ち、そのまま肥料になります。

2012年9月10日月曜日

ゴーヤ

8月から収穫が始まったゴーヤ(6月上旬蒔き)もそろそろ終わりが近づいています。
丹那盆地はちょっと標高があるので、9月に入ると夜間温度は下の街よりずっと低い。
盆地なので温度差があり、暦の白露(9月7日)あたりから草勢は急激に衰えます。


 棚式にしているので、夏の暑い時期はこの中で涼みます。
雨が少ない夏のわりには、わりと元気がよかったゴーヤです。

 濃い緑の実に一点黄色が見えると完熟の知らせ。あとは一気に黄色くなり、やがて大きく口を開けるように種を出します。
 来年蒔くために、種を採っておきます。種は赤いジェル状のものに包まれています。
この赤色のジェル状が甘いらしく、蟻が好んで寄ってきます。

赤いジェルが溶けると、種が現れます。これを来年蒔く。
更に殻に守られている種。蒔くときは、殻をちょっと傷つけて蒔くと、早く発芽します。
もう、何代目?(何年も)も自家採取で育てているゴーヤです。
最初購入した種からずっとそのDNAを受け継いでいるという自家採取の種、それは害虫にも強くなり、無農薬栽培なら自家採取が理想ですね。

2012年9月4日火曜日

四葉(スーヨー)きゅうり

真夏に生育旺盛な四葉(スーヨー)きゅうりを今年も栽培しています。
 昔よく見たキュウリ。ごつごつして、容姿はいかにも’ワイルド’なきゅうりにして、心は(味は)繊細な気がします。
シャキシャキ感があり、これを改良した品種が多く(タキイのシャキットなど)出ています。


 長いものは30センチ以上になります。
8月の降水量、降水日数はあまりにも少なかった。
30日にまとまった雨が降りました、それで助かったきゅうりです。
きゅうりは特に水が必要なので、雨が降らないと厳しい。
こうした曲がり果が多くなります。
9月に入ると、勢いが、ガクンと落ちます。
好評だった半白、相模半白節成ともに終了しました。
宅配のお客さんで、きゅうりを食べれなかった子が、半白キュウリで食べれるようになった、と喜ばれました。うれしい限りです。