2011年11月20日日曜日

サボイキャベツ

葉が網目のネットのようなサボイキャベツ(ちりめんきゃべつ)を栽培しています。
サボイエース(タキイ)とシューフリーゼ(マスダ)の2種ですが、見わけがつかない。もうどっちがどっちがわからない。
8月に蒔いたものは、暑さで死んでしまったので、9月になって蒔きなおしました。黒ポットで育苗したのち、10月上旬に定植。
彼岸を過ぎると虫の心配はありません。
休ませていた場所なので、耕して、施肥(鶏糞・牛糞ミックス)したのち、マルチを張り定植。





順調に生育しているサボイキャベツ。サボイエースとシューフリーゼがあるが、どれがどれだかわからなくなってしまった。





ロールキャベツなどの煮込み料理にあうサボイキャベツ。みな太陽の方角を向いて光合成を行い、すくすくと育っています。5月ごろに収穫の予定です。 写真は11月19日





10月29日のようす。順調。




黒ポットに一粒ずつ蒔いて大切に育苗しました。



伏見甘長

伏見甘長とうがらし(サカタ)。これはまだガンバッテいます。
通常は15~20センチにもなる細長い甘とうがらしである伏見甘長も、寒さに生育が悪くなって実が短いものになってきました。

栽培は簡単。セルトレイに種を蒔き、その後黒ポットに移し育苗。いい塩梅の大きさになった苗を、耕さずにそのまま、堆肥を施した植え穴に定植。虫の害はカメムシがつく程度で作りやすい。虫害はほかに、ナス科の野菜やオクラの幹を食い荒らす虫が内部に入ると、かぶ全体が萎れ死滅します。100本あったら毎年そのうちの4、5本は必ずやられます。そういうときは防ぎようがないので諦めます。


天ぷらでおいしい。シシトウより味がいいので毎年作っています。

カレーにも入れます。あとは、トマトを使った料理に合い、パスタ、トマト鍋、トマト煮のほか、カレー鍋、チゲなどの鍋ものにもあう。

まだ、もうちょっと収穫できます。





甘トウガラシ

夏の果菜類である甘トウガラシも晩秋の寒さに実付きが極端に悪くなりました。
この甘トウは、種苗店で苗を購入したものです。
甘トウガラシという苗だったので、実ができたてのころ伏見甘トウだと思っていたけど、どうやら万願寺とうがらし系の苗でした。
栽培は簡単です。5月下旬ころキャベツの跡を耕さずそのまま植え穴に自家製堆肥と鶏糞を混ぜたものを施して定植したもので、その後はなにもせずに晩秋に至っています。
もうさずがにくたびれた甘トウも役割を終えようとしています。
お疲れ様でした。
マリーゴールドと混植してセンチュウを防止。

伏見甘トウガラシより太く、種は上部の方にあって、中は空洞に近い。トマト煮や天ぷら、あるいは魚を焼くグリルで焦げ付かないように焼いて、おかか醤油をかけて、がぶりといただく。晩酌のおつまみに良いです。


赤くなってもおいしい甘トウガラシ。辛くないとうがらしです。ただ、栽培に注意したいのは、水です。辛くないとはいえ、とうがらしです。ときどき、辛いのがあります。そういう状態の時は、水不足が原因です。水が不足すると、辛くなるようです。水が足りていれば(降雨が適度にあれば)辛くない、瑞々しい甘トウガラシができます。





2011年11月17日木曜日

だいこん

冬の味覚の代表格、大根は煮物やおでん、鍋には欠かせませんよね。
短太系の打木源助大根(トーホク)、丸い聖護院(タキイ)、サラダで美味しい紅芯大根(タキイ)と紅甘味を栽培しています。
9月の彼岸過ぎから順次播種。最初は葉を目的に収穫する葉大根(大根葉)、10月1週目までに打木源助、聖護院、紅甘味、紅芯をそれぞれ播種。
大根も蒔き時が遅れると、その後の生育に影響するので、この畑では10月1週目までに蒔き終えたい。もう虫害の心配は全くなしです。
早い順に収穫していきます。
これは聖護院大根。煮物で特においしいと思います。間引きしないよう育苗して定植しました。




少しずつ太くなってきた打木源助大根





大根葉の収穫後には、源助の間引き菜も出荷できます。




順調に生育している打木源助大根。この大根は、石川県金沢の打木というところのご当地野菜だったものをメーカーがスタンダードにした品種です。全国どこでも種は手に入ります。









2011年11月16日水曜日

かぶ

かぶの美味しい季節が近づいてきました。
今年もスワン(タキイ)を栽培します。そして、元祖ピーチかぶ(種袋に書いてあった)と呼ばれる はくれい(タキイ)というかぶを作ります。
スワンは生で食べてもおいしいかぶです。
ピーチかぶというかぶは、数年前に、とてもあまいサラダかぶとして有名になりました。
いずれともサラダでおいしいかぶです。
種まきは9月下旬に終えたかったのですが、10月中旬になってしまった。彼岸を過ぎると虫害が少なくなり無農薬栽培が容易です。
植え床には有機石灰(かき殻)と鶏糞を薄めに施しました(場合によってはやらなくてもよい)。肥料が強いと割れるのでカブは肥料を少なめで栽培します。有機栽培では土壌が肥沃なので、根菜類の肥料は少なくて良いのです。必要以上に施すと割れの原因になります。
間引き菜は栄養価が高い。炒め物やおひたし、鍋の具、味噌汁の具など様々に利用できます

標準より遅まきになってしまったスワン。


スワンは種の量が多いので間引き。はくれいは、プラグトレイに一粒ずつ
蒔いて短期間育苗してから定植しました。




2011年11月8日火曜日

ひもなす・みずなす

ひもなす、みずなすも終了しました。
ひもなすは、その形状が珍しく直売所でも好評でした。実のつきもよく、栽培はやさしいので来年も栽培してみようかと思います。
漬物にも向き、炒め物や天ぷらでもおいしいなすでした。
一方みずなすは、3年前から好んで栽培していますが、これはよく作るのが難しい。
初めて栽培した年は、梅雨明けが8月上旬になるほど長雨の年、2009年。この畑を開拓した年でした。水ナスというだけあって、水を多く必要とするナスは、水設備のないこの畑では、栽培が難しい。
ですから、栽培初年は長雨に助けられ、とてもよくできた。収穫量も多かった。
ところが、次の年(昨年)は記録的猛暑。ほとんど収穫なしでした。
そして今年は、から梅雨。この地域では雨が少なく、6月下旬に連日猛暑日を記録するなど、水ナス栽培には最悪。
しかし、8月に入って雨の降る日が増えてから生長し始め、9月に入ってようやくちょこちょこと収穫できるようになりました。
水設備のないここでは、やはり栽培は厳しい。収穫の量は見込めないのを覚悟の上で、来年は数株を大型の鉢に植えて栽培してみようかと思います。これだと水やりが容易なので。 関西では普通に栽培されもっともポピュラーな水ナス。サラダでも美味しいなすです。













ユニークな形状のひもなすは、直売所でも好評。
















パープルクララ

紫色と白のコントラストが美しいナス、パープルクララ(藤田種子)が終了しました。
御殿場の種苗店クロサキシードで見つけた珍しいナスです。初めて栽培してみました。
種まきが6月上旬だった。秋ナスには間に合うと思っていたので。7月上旬に定植。本格的に収穫が始まったのは9月中旬だったので、収穫量は多くありませんでした。ただ、花は次々と開花し勢いもよかっただけに、もうちょっと早く種まきできれば、たくさん収穫できたと思います。
普通のなす(千両ナス)より硬く、煮込み料理に向く。クリーミーな食感なので漬物には向かない。
美味しいナスで、その模様も珍しいので直売所でもよく売れました。
実の付きがとても良かったので、来年も栽培してみたいと思います。




前作の紅芯大根の後、耕し、施肥(自家製堆肥、牛フン・鶏糞堆肥)。7月上旬定植。追肥なし。

11月、立冬(8日)を前に急激に元気をなくしました。

葉が丸まってきた(巻いてきた)ので、水分や養分を吸う力がなくなったのだと思います。

夏の果菜類の中ではピーマンの次に寒さに強いナスも、さすがに11月の寒さは厳しい。