2011年7月20日水曜日

ウリハムシ

ウリ科植物につく昆虫。カボチャやキュウリなどのウリ科の葉を食害します。
特に植え付け初期と収穫後期の野菜が弱っている時に、わがもの顔で葉を食い荒らします。
食べつくされて野菜が死滅することはないので放置しています。
野菜も最盛期では丈夫になっているので、その時期はあまり食害されない。
しかし、花の蜜(花粉?)にも手を出すこともあり、この行動が受粉に一役かっているので、悪いことばかりではないのです。カマキリ、特に蜘蛛の格好のエサであります。



ロロロッサとハンサム(リーフレタス)

レタス類は冷涼な気候を好み、雨が苦手です。
現在畑にある野菜の中で空(カラ)梅雨で喜んでいるのは、この方々だけのようです。
しかし、真夏の暑さに弱い。特にロロロッサは葉が柔らかいので強い紫外線で葉が萎びてしまう。8日の宅配分で終了です。



ハンサムはシャキシャキとした食感がよい。ハンサムレッドとハンサムグリーン。









ロロロッサは、緑と赤のコントラストが綺麗で、柔らかくもしっかりとした歯ごたえあるリーフ、ちょっぴりの苦みが絶妙なハーモニーを醸す。寒さにあたると赤色が強くなるので、この季節は緑が強く、淵どりが赤くて、とてもいい感じ。暑い夏本番を前に一旦終了します。ベビーリーフとして今月も蒔いていきます。秋どりは、立秋を過ぎた8月蒔きから。

恵みの雨

7日以来12日ぶりに雨が降りました。その間、連日猛暑日か真夏日、30度以上です。
苗のうちは水やりをしますが、水道施設がないので基本的には植え付けたら水やりはしません。というか、できません。なので、梅雨がないと死活問題。
19日、台風の影響でやっと雨が降り、悲鳴を上げていた野菜たちにとってまさに恵みの雨。
しかし、この後の天候が気になりますね。昨年はまるまる一カ月一滴も雨は降りませんでしたが、それでも野菜は生きていた。朝露を集めてしのいでいたのです。生育不良にはなるけれど、生きていればこそ、ミニトマトなど8月いっぱいのものはもうそれで終わりでしたが、ナスやピーマンなど秋にもなる野菜は回復して逞しく実をつけました。
今年の夏の気象はどうなるのか、気がかり。



あまりの暑さに、トカゲもひっくり返って死んでいた。とにかくひどい暑さだった。


伏見甘とうがらしの苗もしんなり。暑さには強い、殆どの野菜は、あの紫外線でやられるのです。定植した苗はまだ子ども、子どもには過酷な環境です。









キュウリは浅く広く根を張ります。特に水を必要とする。このカラカラ空模様でこいつが一番悲鳴を上げている。




インゲンはあまりに暑い日が続くと、実入りに影響を及ぼす。左のインゲンはスカスカだ。


特に水を必要とするキュウリは真っ先に生育障害が起こる。曲がりなどこういった変形キュウリは、水不足か栄養のバランスが悪い、日照不足、水分過多、など様々な理由によるもの。今回の原因は水不足とはっきりしている。


ジャガイモ

ジャガイモはキタアカリ、トカチコガネ、アイノアカ、シャドウクインの4種です。
毎年植えているインカのめざめの種イモは、昨年の猛暑の影響で入手できなかった。
シャドウクインも数個譲り受けたものです。
前作シカクマメのあと、3月28日植え。
遅植えのため、5月下旬の入梅で花も咲きそろわないうちに収穫期を迎えてしまいました。
故に収穫は激減。植え付けの遅れ、想定外の5月梅雨入りが原因とはっきりしています。
この野菜もその年の天候に大きく左右される作物です。


中身も紫色のシャドウクイン。甘みがあってお菓子作りに使えるイモ。


シャドウクインは花がほとんど咲かないうちに収穫期。雨に弱い作物なので例年梅雨時後期に収穫期を迎えるが、今年はカラ梅雨のわりに、降るときは集中的に降ったのでダメージは大きかったのかも。



アイノアカは皮がサツマイモのように赤い。メークイン系。中身は白い。

2011年7月12日火曜日

ズッキーニ

ズッキーニはこの数年ずっと、ブラックトスカ(サカタ)、ステラ(トキタ)を栽培しています。
黄色のものや半円形のものなど様々ある。
しかし、この野菜は味に特徴がないので、その珍しさで栽培している人も多いです。
かぼちゃの仲間なので栽培は難しくない。
昨年は耕さないでそのまま定植したが、つる割れを起こし中途死滅する株も少なくなかった。
原因はわからないが、耕さなかったことが原因とは思えない。前作は大根だったが…。

6月5日。 雑草を取り除いた畝に今年も耕さないで苗を定植。前作はかぶら。
丹那は盆地なので、気温差が大きい。6月上旬の夜は寒いのでビニールで保温。雑草マルチをする。

保温のおかげで順調に生育。



6月下旬に収穫始まる。これはブラックトスカ。


受粉は昆虫たちにおまかせしていますが、時々自分で受粉してみます。おもしろいので。自家受粉すれば確実に結実するので、時間があれば早朝6時~8時ごろまでに行います。朝も遅いと花が閉じてしまうので早めに。


これは雄花。この花も食べることができます。



角ばった形のズッキーニ。これはステラ。縦縞模様が特徴。









2011年7月11日月曜日

梅雨明け

7月8日 東海地方は梅雨が明け、地獄のような猛暑も幕明けだ。
5月23日に入梅、明ける7月8日まで、この地域で雨の降った日は12日間。
うち、まるまる一日雨が降ったのはたった3日間。完全な空(から)梅雨だ。
そうした一方で、九州の方では真逆、雨ばかりだったそうだ。
厳しい。しっかり雨が降らないとほんと厳しい。

オクラやナス、シカクマメ、キュウリなど夏野菜を定植したばかりだったその、6月の27日から数日続いた猛暑日、真夏日で定植した幼苗は大きなダメージを受け、3割ほど死んでしまった。
ひどい。
どちらかといったら、長雨日照不足の方がまだぜんぜんましだ。なぜなら、回復する余地はあるから。
死んでしまったら、もうどうしようもない。
通常は、梅雨が明けるまでに定植を済ませる。明けるころには苗は活着しているので、以降は水やりしなくても大丈夫。
しかし、今年はどうだ。収量ダウンは避けられない。
7月20日の海の日前後を梅雨明けの目安としているので、まだまだ定植する夏野菜はまだまだたくさんある。こまったな。

まだ定植していない苗を遮光ネットで覆って暑さをしのいでいます。
ベビーリーフも被害大であります。
今週はなんとかなりそうですが、来週以降、しばらくベビーリーフは不足しそうです。

畑デビュー(定植)を待つ夏野菜を遮光ネットで守る。
苗は、ピーマン(子どもピーマン・京みどり)、伏見甘長(甘とうがらし)、ラッカセイ、バジル、モロヘイヤ、ミニトマト、長ナス、キュウリ(スーヨー)、カモミール、ネギ、ニラなどなど。
週間予報は全部同じ太陽マーク。ヤバイですねこれ。