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2011年2月19日土曜日

月と農業1

 18日は満月です。

畑(農事)は、二十四節季や雑節、月の満ち欠けを目安にしていると記しましたが(2月6日付)、自然に即した畑では、種まきはできるだけ満月の前後に蒔くようにしています。

月の満ち欠け(満潮、干潮)が生育に影響する昔(旧暦)の教えにそっているからです。

満月前後に種を蒔くと発芽がよく生育もよいというのです。

このことは、古くは、雑誌「現代農業2005年3月号」(農文協)、最近では「野菜だより新年号」(学研)などから学びました。

そこでは、月と農業の関係について記されていた。

自分の経験則で、「農事は旧暦で動いている」、と肌で実感して実践していたことがまさに記されていたわけです。

 『二月十五日、こまつ菜を播く。十五日に播けば、どの月でもよく育つという』―江戸時代の農書「山本家百姓一切有近道」  

と、あるように、満月(旧暦の毎月15日)に播くと良いということは、自然の摂理に即した農業をしていた先人の教えなのです。

 明治初期まで使われていた旧暦は、農業のための暦。それは、命を担う職業=農業 中心の世の中だったからと私は思うのです。

 

太陽がもたらす光と熱の影響に加え、月の引力の作用(潮の干満)まで取り込んで作られた暦が旧暦(太陰太陽暦)。

 新月が朔、満月が望、朔と望は大潮

大潮のは旧暦29日~2日、中潮3~6、小潮=半月7~9日、長潮10、若潮11、中潮12~13、大潮の1417日、中潮18~21、小潮=半月22~24、長潮25、若潮26、中潮27~28)、なので、夜空を見上げてみれば旧暦の何日なのかはカレンダーなしでもわかるというわけです。

~ 作物が生長するのに欠かせない光を供給してくれるのは太陽。だが、地球の表面に加わる月の引力は太陽のそれの2倍以上もある。海水が満ち引きするのも、主に月の引力の影響だ。これほど巨大な力が作物やその他あらゆる生き物の生理に影響しているとしても不思議ではない ~  (現代農業 月と潮の関係)

2011年2月6日日曜日

農事暦

立春(4日)。暦の上での春を迎えました~とニュースで必ず耳にする言葉。

暦(旧暦)の上での春であるとともに、畑(農事)での春でもあります。

 農事に携わると季節の移り変わりを肌で感じます。暦の二十四節季(小寒、大寒、立春など)は農作業の目安になっています。

 18年前に菜園を始めたころは、一般的なガイドブックの通り何月に~の種を蒔

き、何月に~を収穫する―というように農作業の目安にしていましたが、何年か農

事をしていると季節を敏感に感じ取るようになり、例えばこの季節なら、木の芽が

吹いたり、蕪や大根の葉がトウ立ちの気配のする葉色になったり、蠅が昼の時間帯

に見られるようになったりと、まさしく立春のころに春を肌で感じているようにな

っていた。

 立秋(8月8日)ならば、暑い盛りの時期でもアキアカネ(トンボ)が飛んだり

などと秋を感じとれます。自然は暦の通り動いているのです。

 

 こうしたわけで二十四節季や雑節(八十八夜など)を農事の目安にするのが自

然の流れであることがわかりました。

各地で季節感が違うと思うのですが、ここ丹那では次のように農事の目安を立て

ています。

立春ころまでに冬野菜の売りさばきの目安を立てる、できれば終わらせる(トウ立ちによって品質が落ちるから)。

雨水(うすい・2月19日)ジャガイモの植え付け準備をする。

啓蟄(けいちつ・3月6日)は、ジャガイモの植え付け。夏野菜(ナス、ピーマン等)の種まきをぼちぼちしてもいいころ。

彼岸(3月21日)までにジャガイモの植え付けを終わらせる。春蒔き野菜の畑準備。

穀雨(4月20日)インゲンの種まき開始。サヤエンドウの収穫が始まるころ。

立夏(5月6日)ソラマメの収穫始まる。夏野菜の定植。キュウリ種まき。

入梅(6月11日)レタス類の収穫を終わらせる。雑草の勢い強まる。

 また、種まきや雑草取りなど月の満ち欠けも目安にして行うようにもしています

それは月のリズムで巡る暦(旧暦=太陰暦)に関係してます。



立春を迎えてトウ(蕾)立ちを始めていたチンゲン菜